出産後は様々なマイナートラブルが襲いかかります。 その中でも、多くの人を悩ませているのがむくみです。 産後にむくみを感じた人のうち94%もの方が足のむくみ感じています。 足がだるくて寝れない、象の足のようでショック…という声が多くあります。 今日は産後のむくみの注意点、改善方法をお教えします!!
産後のむくみってどんな症状?むくみの簡単チェック法
産後は、多くの人が以下のようなむくみの症状を経験します。 ・足がむくんで出産前に履いていた靴が入らない ・いつもは寝れば治るのに寝ても足のむくみが治らない ・象の足のようにむくんでしまい足首がなくなった ・顔がむくんで丸くなった ・手指がむくんで出産後に結婚指輪をはめようとしたけど入らない ご自身でむくみチェックを試してみましょう。 やり方はとっても簡単。足のスネの骨の上の硬い部分を、指で10秒間押し続けるだけです。 その後5秒経過しても指の後が残っていればむくんでいる証拠。 足の甲の骨が見えない、足首のアキレス腱がくっきりと見えないなどもむくみの症状の1つです。 これらの症状に当てはまる部分がある人は、むくんでいる可能性があるので適切な対策を行いましょう。
産後の浮腫みの原因
産後のむくみと原因として多いのが、出産による骨盤内のリンパ損傷です。 臨月でむくんでなくても出産後に足がパンパンにむくんでしまう人がいます。赤ちゃんの頭は頭囲33cmとかなり大きく、産道を降りてくる時に鼠径リンパ節などを圧迫しながら下がってきます。分娩時間が長くなったとき、または急速遂娩といい短時間で出産に至った場合や、赤ちゃんの頭が特に大きい時などに見られます。 ・体内の水分量の変化 出産によって、女性の身体の水分量は大きく変動します。分娩時には羊水が一度に体外に排出されて体内の水分量が急激に低下するため、身体が水分を過剰にため込もうとします。水分が排出されないと、足や顔などに水分が滞留してしまいますよね。 また、出産による出血や授乳によって、血液量が不足してしまうことも水分をため込みやすくなる要因のひとつです。 ・ホルモンバランス 女性は妊娠するとプロゲステロンとエストロゲンというホルモンが分泌されますが、出産とともにそれらのホルモンの分泌量が急激に低下してしまいます。ホルモンバランスの急激な変化によってむくみが引き起こされるのです。 ・睡眠不足とストレス 産後はとにかく疲れていますし、睡眠不足です。3時間とおかずに昼夜を問わず泣く赤ちゃん。授乳のたびに起きなければなりません。赤ちゃんをあやすために立ちっぱなしになることもあれば、長時間授乳のために座りっぱなしになることもあります。 また、産後1か月は家事や仕事は控えなければならないので、運動不足になりがちです。同じ姿勢が続き運動不足になると、足を中心にむくみやすくなってしまいます。 足元はなるべく温めるようにしましょう。
むくみを解消するための対策
・ツボ押し 三陰交(さんいんこう)ー足の内くるぶしの骨から指4本分上で、すねの骨のキワのところ。 陰陵泉(いんりょうせん)ー足の内くるぶしから骨の内側を真上に辿っていくと指が止まるところです。その骨は丁度そのあたりでカーブします。膝下内側にある太い骨の真下あたりになります。 湧泉(ゆうせん)-足の裏で、親指と 人差し指の分かれ目のみぞのところ。 ・塩分の摂り過ぎに要注意 産後は赤ちゃんのお世話で大忙しのため、つい自分の食事は後回しにしがち。気がついたら、インスタントラーメンや塩分が多めのおにぎりなど、塩分が過多になっていることが少なくありません。 自分の食事にまで気を回すのは大変ですが、塩分の摂り過ぎには注意しましょう。ラーメンのスープは飲まない、味噌汁も汁は残すなどのちょっとした工夫で塩分量はカットできます。 また、塩分を排出する働きがある、カリウムを多く含んだ食品を食べるとさらに効果的。 カリウムを多く含んでいる食べ物はこちらです。 * バナナ * ほうれん草 * わかめ * ブロッコリー この中でバナナは完全栄養食品と呼ばれるほど栄養バランスに優れている果物で、加熱せず手軽に食べられるので、産後の栄養補給にぴったり。 おやつ代わりにバナナを食べるといいですね。 ・授乳姿勢は楽な姿勢をキープ 疲労もむくみの原因になるので、授乳は自分が疲れにくい体勢で行いましょう。 ミルクの場合も母乳の場合も、座って飲ませるときは授乳クッションはマストアイテムです。 新生児とはいえ赤ちゃんは重いので、手だけで抱えずに授乳クッションの上で抱っこをするようにしましょう。
まとめ
最後に、産後のむくみの症状、原因と対策をまとめておきましょう。 ・産後のむくみは、足だけでなく顔や手指にも発生する ・産後のむくみの原因は、水分量、ホルモンバランスの変化や、ストレスなど 産後のむくみは、出産から5日目にかけて強くなりその後3か月ほどかけて元に戻っていくのが一般的です。産後のむくみ自体はそれほど長期間続くことはないので、ストレスを感じすぎずに穏やかな気持ちで乗り切りましょう。 外出ができるようになりましたら、鍼灸治療やよもぎ蒸しなども有効です。 産後2ヶ月以降むくみが続く場合はご相談ください。
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