精神的なストレスが腰痛の原因に・・・
若者〜高齢者、多くの人を悩ませている腰痛。腰痛が体の不調の原因となり、悩んでいる人が多いが、その8割は原因不明です。 残りの2割の原因は、背骨の骨と骨の間にある椎間板が突出して神経を刺激し痛みが起こる「ヘルニア」は腰痛の原因です。 体に異常がないにも関わらず、腰痛が3ヵ月以上続く「慢性腰痛」といいます。 腰痛を引き起こす因子として注目されているのがストレスです。 治療を受けても痛みが続く場合には、ストレス・不安・うつなどが影響している可能性があります。 疼痛を抑制する仕組みが機能しなくなり、わずかな痛みでも強く感じたり、痛みが長引いたりしてしまいます。
不安が悪循環につながる
「また腰痛になるのでは」という不安から腰をかばってしまう「恐怖回避思考」は、腰痛の悪化につながりやすくなります。 この思考そのものも心理的ストレスになるが、腰をかばい過ぎて体を動かさなくなると、脊椎や周辺の筋肉の柔軟さが損なわれ、かえって体の痛みが出てしまい再発するリスクが高くなります。
筋トレで腰痛予防
悪循環を断つカギは楽観的に痛みと向き合い、ウォーキングなどの運動をすることです。 運動は腰痛の予防や再発防止にも有効であることが分かっており、日本整形外科学会の「腰痛診療ガイドライン」には「慢性腰痛に対して運動療法は有効である」と書いてあります。 これまで腰痛に対する運動療法では、腹筋や背筋を鍛える運動が行われることが多かったが、最近注目されているのは、腹筋や背筋の中でも特に深部の筋肉を鍛える運動です。 可動性と安定性が良くなり、腰痛の改善に効果的であることが分かっています。
寝ながら簡単にインナーマッスルを鍛える方法
1、仰向けで寝っ転がる
2、リラックスした状態で鼻から大きく息を吸い込むこの時にお腹の上に手を置きお腹が膨らんでくるまで吸います。
3、パンパンに吸い込めたら、口からゆっくりと細く・長く息を吐きます。この時、お腹をぺったんこになるまでは吐ききるのがポイントです。
この1~3を朝晩10回繰り返しましょう。 他にも日常生活でエレベーター、エスカレーターを使わずに階段を使うなど工夫をするとインナーマッスルを鍛えることができます。
補足
腰痛があるからといって体を動かさないでいると、筋肉の委縮が起きて活動性が低下したり、精神的に落ち込んだりして、生活の質が低下してしまいます。生活の質を保つためにも、積極的に運動を生活に取り入れて見ましょう!!