今回は、疲れた体を元気にしてくれるヒートショックプロテインについてご紹介させていただきます。
ヒートショックプロテインとは?
傷んだ細胞を修復するという特徴を持った「タンパク質」です。別名「熱ショックタンパク質」とも呼ばれ、すべての人間の細胞のなかに、元々あるタンパク質の1つです。 体に熱による刺激が加わったとき、つまり体温の上昇するタイミングで作られることから、ヒートショック(熱ショック)という名前がつけられています。 そして、ヒートショックプロテインは、その特徴を活かして、免疫力を高める、コラーゲンの生成を増やす、代謝を活発にする、といった健康や美容を促進する効果が期待されています。
50℃のお湯で野菜が元気に
ヒートショックプロテインは、体を温めることで活性化します。つまり、熱による刺激が与えられると、「傷んだ細胞を修復する」という特徴が発揮されます。 しおれたレタスを約50℃のお湯に約2分間浸すと、ヒートショックプロテインが増えて細胞が強化され、シャキッと新鮮さを取り戻す現象があります。これは、熱による刺激によって、野菜の細胞が活性化したためです。これと似たような効果が「ヒートショックプロテイン」には期待されています。 世界各国から、「日本人の肌は、きめ細やかで美しい」と賞賛されています。それは、私たち日本人は昔から、湯船(バスタブ)に浸かる、温かいものをよく食べるなどの生活習慣によって、体に熱を加える(刺激を与える)行為が日常的に実施されていたからともいわれています。
傷ついた細胞を元気にする働き
人間の体の組織や細胞は、「タンパク質」で作られています。内臓、筋肉、骨、皮膚、血液、髪、爪などを作っているのは、タンパク質です。さらに、エネルギー、ホルモン、免疫抗体などの材料にも、タンパク質が使われています。人間の体は、だいたい (1)水分:約60〜70%
(2)タンパク質:約20%
(3)その他(炭水化物など):約10%
という割合で構成されています。 タンパク質は傷つきやくデリケートな一面があります。ストレス、疲労、加齢、低酸素、活性酸素、紫外線など、日常生活におけるさまざまな原因によって、タンパク質は傷つきます。そこで、傷ついたタンパク質を修復するためのタンパク質が人間の体には備わっているのが、「ヒートショックプロテイン」です。
日常的な「疲労」が回復する
年齢を重ねると、病気やケガ、日焼けや肌荒れが治りにくくなります。それは、傷ついたタンパク質の修復に時間がかかっているためです。それは、体内にあるヒートショックプロテインの量が減少してきているからなんです。 ヒートショックプロテインを増やすことにより、病気予防・美肌・若返り・鬱予防・ガン予防への効果が期待することができます。
体のヒートショックプロテインを増やすには?
また、ヒートショックプロテインは、熱ストレス(約40℃~42℃)で最も効果的に増加するため、
(1)42℃のお湯でバスタブに浸かる
(2)42℃のお湯で洗顔する
(3)ウォーキングなど軽い運動を行う
(4)趣味など少し難しいことにチャレンジする
この4つがあげられます。
自分にできそうなところから試して、「ヒートショックプロテインの活性化による効果」を、一度体験してみてくださいね!!
私は簡単なのはバスタブに浸かるのと洗顔をやって見ます\(^o^)/ ヒートショックプロテインを体内に増やして疲労回復しましょうね!