首や肩がこって痛い、頭が重い感じがする、眼の痛みやかすみで集中できない……。
そんな悩ましい不調の原因は、首が正常な位置より前に出てしまっている「スマホ首(ストレートネック)」かもしれません。
現代人の約8割の方が発症していると言われています。肩こりや眼精疲労だけでなく、自律神経やエイジングに悪影響を及ぼすこともあります。
また、スマホの使用だけでなく、長時間のデスクワークが原因になることもあるため、長時間労働に陥りがちなテレワーク時も、注意が必要です。
首・肩こり、頭痛あなたの不調「スマホ首」が原因かも?!
首の前側には「胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)」という大切な筋肉があります。
この筋肉が前方に引っ張られて過緊張を起こすと、首のこりや頭痛、めまいなどさまざまな不調が引き起こされます。
最近は、うつむいた姿勢でスマホやパソコンを使用し続けて、首が前に出てしまう人が少なくありません。この状態を「スマホ首」といいます。
他にも、料理や掃除などの家事に集中しているときや、子どもを抱えるときなども、前傾姿勢になりやすいため要注意で。
放っておくとかなり怖い、スマホ首
スマホ首になると、首・肩こりや頭痛、目の疲れ、猫背、腰痛などの影響が出るだけでなく、最悪の場合はヘルニアになってしまうこともあります。
自律神経失調症になったり、うつを引き起こしたりするなど、心に影響を及ぼす場合もあります。
☆スマホ首予備軍チェック☆
3つ以上当てはまる方は早めの対策が必要です。
・スマホを使っているときに、首こり、肩こりを感じる
・見上げるとき、首に違和感がある
・首がつまって上を向くことができない
・長時間うつむき姿勢でいて、姿勢を変えることが少ない
・目が疲れやすい
・ドライアイである
・猫背の姿勢がほとんど
・1日5時間以上、スマホやパソコンを使っている
・身体が疲れやすいと感じる どうでしたか?
3つ以上当てはまる項目はありましたか?
スマホ、パソコンを使う時の正しい姿勢
スマホ首を防ぐ一番の方法は、正しい姿勢でスマホやパソコンを使用することです。
とはいえ、日常的に前傾姿勢や猫背が癖になっていると、どの状態が「正しい姿勢」かわからないという人も多いはず。
まずは、基本の正しい姿勢から学んでいきましょう。
スマホを使用する時の注意点
スマホは目線と同じ高さで使用し、首が下に傾く位置での使用はやめてください。
前傾姿勢以外に気を付けたいのが「ベッドで横になってスマホを見る」体勢です。
横向きに寝転がってスマホを長時間使うことで、片方の目の視線が鼻側に寄る「急性内斜視」になる人も増えているそうです。
不自然な姿勢のため、当然ながら首にも負担がかかってしまいます。
パソコンを使用する際の正しい姿勢
パソコンを使うときも、椅子に深く腰かけ、足裏全体が床に接するように座ります。
ディスプレイは目線と同じ、もしくはやや下になる高さで、40cm以上距離をあけて使用するようにしましょう。
首・肩がこってしまった時の対処法
首・肩がこってしまった時、まずは温めましょう。
蒸したホットタオルなどを肩に乗せて 温めて血行をよくしましょう。
ホットタオルだけでなく湯船で温まるのもOK!!! 当院で販売しているよもぎ蒸し風呂も体の血行を良くしてくれるのでオススメです!!