四十肩・五十肩の正体
『四十肩』もしくは『五十肩』という言葉を、1回は耳にしたことがあると思います。
実は四十肩や五十肩の正式名称は『肩関節周囲炎』と言います。
その名の通り肩関節の周囲に炎症が起きることで、動きが悪くなったり、痛みがでます。
今のところはっきりとした原因はわかっていません。
症状
・髪を後ろで結ぶ時
・シャンプーする時
・エプロンのヒモを結ぶ時
・服を着替える時
などに痛みを感じることが多いです。
経過
四十肩・五十肩は3つの期間を辿るのが一般的な経過です。
○ 急性期(疼痛期)
この期間は腕を上げた時だけでなく、腕を内側や外側にねじった時などにも痛みがでます。痛みは次第に強くなり、夜寝ている時にも痛む夜間痛もしばしばみられます。
○ 慢性期(拘縮期)
急性期の痛みにより動かさない状態が続くことで、筋肉や関節が硬くなり、動かせる範囲が狭くなってしまいます。特に手が後ろに回らなくなることが多いです。 痛みや夜間痛は落ち着きますが、過度に動かした際につっぱり感を感じることがあります。
○ 回復期
少しずつ動かせる範囲は広がります。中には痛みや拘縮が後遺症として残ってしまうケースもあるので、しっかりと治療をしケアする必要があります。
※ 拘縮 … 関節が固まってしまい、動きが制限されること。
治るまでの期間
実は四十肩・五十肩は、治療をせず放置しておいても自然と治ります。
しかしその場合治るまでに1〜3年はかかると言われています。
さらに回復期のところで書いた通り、拘縮の後遺症が残る可能性が高くなります。
肩の痛みが1〜3年続くとなると、嫌ですよね。
当院では鍼灸整体治療と漢方薬で、身体の外側と内側にアプローチをし、早期回復を目指します。
時間が過ぎるのを待つというのも1つの手ですが、少しでも早く治したい方、治ったけど後遺症がまだ残っている方、お気軽にご相談ください。