こんな自覚症状はありませんか?
もし持っているなら、冷え症の可能性があります!
・気温が低い訳でもないのに手足が冷たい。
・手足が冷えて眠れない。
・お風呂で温まっても手足が冷えてしまう。
・厚着をしても冷える
・便秘や下痢になりやすい。
ただの冷え症だと思って放置してしまうと、からだの様々なところに不調が出てきてしまいますので、しっかりと対策をしましょう。
冷え症の原因とは?
冷え症とは、血液の流れが悪いため毛細血管へ温かい血液がく血管が収縮し、そのために手足などが冷えてしまう状態のことです。
気温とは関係なく体が温まらないので、真夏であっても冷え症の症状はでてしまいます。
冷え症には日々の生活習慣が大きくかかわっています。
その主な原因をいくつか挙げてみましょう。
冷え症の種類
冷えにも種類があります。あなたはどのタイプ?
冷えと言ってもいくつかの種類があります。
その種類によって改善方法や対策が違いますので、自分がどのタイプに当てはまるのかを知っておくのが大切です。
■末端が冷えるタイプ
血液がドロドロだったり血管が細かったりして血行が悪い状態だと、血液が手足の末端部分まで届きません。
そのため、手足の末端が冷えてしまいます。
だからと言って、手足だけを温めようとしても温まりません。
なぜなら、人間の体はまず内臓を温めようとして、体の中心に血液を集中させます。
その結果、末端である手足には十分な熱が行き渡らなくなってしまうのです。
したがって、まずは腰やお腹にカイロを貼る・腹巻などを履いて、お腹を温めて体全体に熱が行き渡るようするのがポイントです。
■下半身が冷えるタイプ
このタイプは骨盤の歪みが原因である場合が多いです。
姿勢の悪さや、同じ方向を向いての就寝、同じ方に足を組むことが原因で身体や骨盤が歪んでしまいます。
そうすると下半身の血行が悪化し、代謝が悪くなってしまうのです。
さらにお尻や太ももに蓄積される老廃物がセルライトという固まりになってしまい、身体の冷えがますます酷くなります。
常に正しい姿勢を意識し、半身浴などで代謝を良くしていくように心がけましょう。
■内臓が冷えるタイプ
ストレスとの関係が深い冷え性だと言えるでしょう。
自律神経が異常をおこし、手足の末端部分の血管の収縮ができなくなり、その結果、内臓に血液を集めることができず、内臓が冷えてしまいます。
このタイプでは、手足は温かいことが多いので、冷え性だと気付かずに過ごしてしまうことも多いのです。
しかし、お腹を下しやすくなった・体のだるさを感じる・風邪をひきやすくなったなどの症状を感じたら、このタイプの冷え性かもしれません。
内臓の働きを良くして血行促進してくれる生姜などの体を温める食べ物を摂ることで、内臓の冷えを予防し改善することができます。
■自律神経失調タイプ
ほとんどの方が、この自律神経失調体質に当てはまるのではないでしょうか?
自律神経は内臓、血管などの働きを一定に保ち、バランスを整えています。
汗や温度調節もそうですが、胃の動きや目の動きなど自然なことも自律神経で制御されています。
これが乱れると、疲れが取れない、イライラする、胃がもたれる、肩が凝るなどの症状をひき起こします。
■鉄分不足タイプ
女性がなりがちです。 ダイエットなどの食事を極端に減らすことにより、鉄分不足になります。
特に女性は生理等もありますので、必要以上に鉄分を摂取しなくてはなりません。
この状態が続けば、貧血を起こします。
貧血は血液中の赤血球が少ない状態のことを言い、赤血球は酸素を運搬する役目を担っています。
すなわち赤血球が少ない血液は酸素を運搬する力がなく、結果として体力不足、疲れやすく、手足が冷えてしまいます。
■ホルモン不規則タイプ
女性に多く関係する事です。
ホルモンのバランスが崩れることによる自律神経の不調、これが原因で冷え症になります。
特に更年期を迎える女性に多くみられます。
冷え症の改善方法
どのように冷えを改善していけば良いのでしょうか。
日常生活の中にうまく取り入れて冷え症を改善していきましょう。
■入浴・半身浴
シャワーではなく、お風呂につかって体を温めるのが冷え性改善に最も良い方法のひとつです。
38℃~40℃くらいのぬるめのお湯に入浴しましょう。
じんわり汗をかくくらいまで、少し長めにお湯につかると良いでしょう。
副交感神経が働いて血管が拡がり、血行が良くなります。リラックスして体の芯から温めましょう。
■適度な運動
血液の流れを良くする為には新陳代謝を促進することです。
新陳代謝を促進するのに最も効果があるのが運動です。
ハードなスポーツでなくてもかまいません。
軽いウォーキングでもいいでしょう。
毎日の生活の中で、少し歩く量を増やしたり、仕事や家事の合間に簡単なストレッチなどをしましょう。
特に、就寝前のストレッチは、血行が良くなって体温が上がり、ぐっすりと眠ることができるのでオススメです。
年齢を重ねると体を動かす習慣が減るので、意識しながら生活してみて下さい!!
■食べ物 身体を温める
「陽性(温める性質)」の食べ物、身体を冷やす「陰性(冷やす性質)」、どちらにも属さない「中性」の食べ物があります。
「陽性」の食べ物を取り入れて、血液循環を良くして、冷えを改善していきましょう。
◎陽性の食べ物:生姜、ネギ、にんにく、ごぼうなどの根菜類。寒い土地で採れる野菜に多い。シトルリンを豊富に含むスイカの皮。胡麻、黒豆、あずきなどの黒い物。
◎陰性の食べ物:トマトやきゅうりなどの夏野菜や土から上に実がなるもの。
砂糖や合成甘味料などの白い物、水っぽいもの、バターやマーガリンなどの柔らかい物。スナック菓子、チョコレートなど。
◎中性の食べ物:冷やすことも温める事もしません。
これらの食材は主食として適していると言えます。
玄米、むぎなど。
しかし、冷え性だからと言って、陽性の食べ物だけを食べれば良いというわけではありません。
偏らずにバランスの良い食事を心がけましょう。
陰性の食べ物を摂る場合には、生で食べるよりスープやみそ汁に入れるなどして加熱して食べることをおすすめします。
食べ物だけではなく、体を温める飲み物:紅茶、ほうじ茶、烏龍茶、ココア、生姜湯 なども飲んでポカポカボディーを手に入れましょう!!