仰向けに寝て両足を真っすぐ伸ばした時に、 両方の膝裏が浮いてるような感じはしませんか?
実際に膝裏が浮いてしまっている方が多くいらっしゃいます。
この仰向けで足真っすぐで膝裏が浮いてしまう という場合、いくつかの原因があるのですが、 腰痛に関係してくるとなると疑わねばならないところが、股関節になってきます。
腰痛、膝裏浮き、股関節、これら3つの項目に 共通して影響を与えるのが、
腸腰筋(ちょうようきん)
☆大腰筋(だいようきん)☆腸骨筋(ちょうこつきん) という筋肉からできています。
この腸腰筋は、腰椎と骨盤の前側(どちらもお腹側)と 股関節を結んでいる筋肉で、体幹トレーニングなどの話題の際によく登場してきます。
基本的には、股関節を曲げるために働く筋肉なので、 歩行の際には必ず使う筋肉になります。
では、歩き続けることが多くなると、この腸腰筋がおかしくなるという訳ではありません。
どちらかというと、長時間座り続けていることのほうが負担がかかってしまいます。
なぜかと言うと、、、 デスクワークや車の運転で、股関節を約90度近くの 角度に保って座り続けている間はずっと、この腸腰筋が縮んだままの状態になります。
いわゆる、凝り固まった状態が続くということになってしまいますよね。
腸腰筋を凝り固まらせてしまう原因は他にもあります。
何かしらのスポーツで、体幹を前傾にして保つことが多くなりがち(結果的に股関節が曲がっている)という方も要注意です。
サッカー、バレーボールをやっていた
以上のような理由で凝り固まった腸腰筋、どのようにして腰痛につながってくるかといいまと、
腸腰筋が硬い=この筋肉の全体的な距離が短くなるなり縮こまる このような状態が考えられます。
すると、先ほどの仰向けで足を真っすぐにした際に 膝裏が浮いてしまうようなことにつながるだけでなく、 座っている状態から立ち上がろうとする際に、 腰辺りがイタタタ・・・なってしまい、
すぐに胴体を真っすぐに 起こせなくなるようなことにも関係してきます。
もしかしたら、自分の腰痛も腸腰筋の影響かも?と 思われる方は、次のような方法で腸腰筋の硬さを 確かめてみて下さい。
仰向けになって両足を伸ばします。 片方の膝を、両手を使って胸の方へ抱え込むようにして、股関節と膝関節を最大限曲げてみましょう。
もしこの時点で、脚の付け根(鼠径部)が痛いっ! となったら、かなり、腸腰筋の硬さが疑われます。
腰痛に悩まされている方は、一度膝裏をチェックしてみて下さいね!!!