そもそも、なぜ炭水化物は太るのか?
「炭水化物はカロリーが高いから太ってしまう」と思われがちなのですが、ポイントはそこではありません。
なぜなら、仮にそうであれば、炭水化物よりも、”脂肪分の多いお肉”や”油”などの方が気をつけなければいけない食品になってしまうからです。
炭水化物は1gで4カロリーですが、脂肪は1gで9カロリーなので、炭水化物より脂質を多く含む食品の方が注意しなければなりません。
では、なぜ「炭水化物がダイエットによくない」と言われているかと言うと、それはカロリーではなく、”GI値”と呼ばれる数値の高さからになります。
GI値って何?
「GI値」とは簡単に言うと、”食品を食べた時に、人の体内で血糖値を上昇させるスピード”の事で、正式には「グリセミックインデックス値」と言います。
血糖値が急激に上昇すると、体は脂肪を貯めやすくなってしまいますが、ゆるやかな上昇だと脂肪はつきにくいと言われています。
つまり、”GI値の高い食品”を食べ過ぎると、脂肪がつきやすくなってしまうのです。
そして、このGI値の高い食品は、炭水化物に非常に多いのです。
ダイエットのためにはGI値の低い炭水化物を知っておくのも大切!
では、「GI値の低い魚や肉をメインにして、炭水化物を食べない方がいいのでは?」とお思いの方も多いと思いますが、単純にそうとも言い切れません。
なぜなら、炭水化物を全く摂取しないのは、健康面や継続性の観点から疑問が多いからです。
一時的であればいいかもしれないのですが、現実的に考えて、”炭水化物を抜き続けるダイエット”をずっと続けるのは厳しく、またリバウンドも出てしまいます。
ダイエットを、効果的かつ長続きさせるためには、”GI値の低い炭水化物”を知っておく事が大切です。 血糖値の急激な上昇を防ぐ事ができれば、体は自然と脂肪を貯めにくくなります。
なので、日常生活でよく食べる、米類、麺類、パン類の、それぞれのGI値と知っておくだけで、血糖値の急上昇を防ぐ事ができるのです!
では、”太りにくい(GI値の低い)炭水化物”と、”太りやすい(GI値の高い)炭水化物”とはどのようなものなのでしょうか。
太りにくい、ご飯類
まず、日本人の主食であるご飯類から。
ご飯類の主なGI値は、
・精製された白米:約80
・玄米:約55
・発芽玄米:55
・五穀米:約55
・黒米:約50
簡単に言うと「素朴なものほどGI値が低い」と言えそうですね。
こう考えると、昔の日本人が瘦せていたというのもなんか納得できますね…笑
米類を食べる時のワンポイントアドバイス
「でも、玄米はちょっと。。。」 という方におすすめなのが、”おかゆ”です。
実はそのまま炊くとGI値が約85程度ある白米も、”おかゆ”にすると、約55と玄米レベルまで下がるのです。
また、お粥にするとお米が水分を沢山吸って少しの量でもお腹がいっぱいになります。
五穀米をご飯に混ぜて炊くと、白米のみよりGI値が下がるだけでなく、ビタミンなども効率よく摂取できるのでおすすめです(^^)
お粥の中にシラスなどを入れてあげると、カルシウムやビタミンDなどを摂ることが出来ます。
他にも、鶏ささみ、溶き卵を入れるとタンパク質を摂ることが出来ますので、ご自身でアレンジしてみて下さい!!
太りにくい、麺類
次に麺類のGI値を見てみましょう。
・うどん:約80
・そうめん:約70
・スパゲティ:約65
・中華麺:約60〜70
・そば:約55
これを見ると、精製されているうどんが一番高いですよね…
冷凍のうどんは気軽に使えていいのですが、1番気をつけた方がよさそうですね。
そばは、GIが低い麺類なのでうどんではなくそばに変えてあげてプラスで七味などをかけるとカプサイシンの効果で身体も温まり代謝も上げてくれて一石二鳥です!
血糖値の上昇をゆるやかにする3つの食べ方
ここまで炭水化物のGI値について、ご飯類、麺類、パン類で紹介してきましたが、実がGI値の低い炭水化物を選ぶ以外に、血糖値の上昇を緩やかにする方法は他にもあります。
1.食物繊維から先に食べる。
食物繊維が多く含まれる食品を先に食べることで、血糖値の急激な上昇を抑えることができます。
いも、豆、野菜、海藻など・・・
2.お酢を取る
実は、食事の際にお酢を摂ると血糖値の上昇をゆるやかにしてくれるのに効果があります。
3.食前に乳製品を取る
最後におすすめなのが、食前に”牛乳”や”ヨーグルト”などの乳製品を摂ること。
よく、「お酒を飲む前に乳製品を摂ると、胃に膜が張られるので酔いにくい」と言いますよね。
それと同様に、乳製品を摂ることで、糖質の吸収スピードが緩やかになり、血糖値の急上昇を抑える効果があるのです。
当院オススメのセルライトケア
当院のセルライトケアとは、硬くなったセルライト機械で吸って柔らかくする治療方法です。
硬いセルライトは運動や食事制限をだけでは簡単には落ちてはくれません。
こういった機会を取り入れてあげるのも1つの手かもしれません。
そして、1日の食事の写真を送ってもらい食事指導も行っていきます。
1人で痩せられない方は是非一緒に頑張りませんか??
お気軽にご連絡お待ちしております。