【腰痛】寝返りの役割

 

毎日の睡眠の際に無意識のうちに行っている『寝返り』

これには重要な役割があります。

一般的な寝返りの回数は就寝時間8時間と考えた場合20〜30回、多いケースでは40回以上というデータがありますが、なぜ寝ている間に人はゴロゴロと寝返りをするのでしょうか。

今回は『寝返り』について紹介します。

3つの役割

血液の循環を促進する

寝返りせずにずっと同じ姿勢でいると、布団やマットレスと接触して圧力のかかっている部分の血液の循環が悪くなります。

また荷重が一定になってしまうため、身体の同じ部分に血液や体液が滞留しやすくなってしまいます。

血液は全身を循環して、酸素などの必要な栄養を全身に供給し、二酸化炭素などの不要物を集める重要な役割があります。

この血液循環が滞ると肩こりや腰痛の原因となるのですが、寝返りがその予防の役割をしてくれています。

体温調節

寝返りにより寝具の中に対流を生じさせ、自然と寝具の中の温度や湿度を調節しています。

また、発汗には体温を下げる体温調節の機能がありますが、下になっている部分(圧迫されている側)は汗をかきにくくなります。

このため暑いときにマットレスと接触している部分は汗をかくことができず、体温を下げることができないため接触部分の温度が上昇します。

熱帯夜には寝返りが多いのは身体が体温調節を行っているからです。

睡眠サイクル

質の良い睡眠は、レム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)を周期的に繰り返すことで得られます。

レム睡眠では体温が上がります。

脳が覚醒し浅い眠りになっていて、この時にその日の記憶や情報を整理します。

ノンレム睡眠では体温が下がります。

脳も身体も深い眠りになっていて、脳や身体を十分に休ませ、更に成長ホルモンが分泌されます。

この2種類の睡眠を繰り返すことで少しずつ体温が下がって、質の良い睡眠が得られるのです。

レム睡眠とノンレム睡眠が切り替わる時に寝返りを打っていることが多いと分かっており、寝返りを打つことが睡眠の正しいリズムを作る役割を担っていると言われています。

寝返りと腰痛の関係

朝の目覚めの時間はとくに腰痛に悩まされる人が多い時間帯です。

「毎日朝起きると腰が痛い」「起き上がるのがつらい」 といったお声を聞くことが多いです。

朝起きた時に腰が痛い人とそうでない人の違い…

実は寝返りの回数なんです。

ある実験で2人の被験者が睡眠している様子を観察したところ、腰痛を持っていない人は37回寝返りを打っているのに対して、腰痛を持っている人はたった4回しか寝返りを打っていないことが判明しました。

寝返りの回数が少ないと腰痛が引き起こされるということです。

人間は仰向けで寝ると内臓が背中に向けて下がってしまいます。

そして約20kgといわれる重さを持つ内臓部分に押されるかたちで、背骨の後ろにある血管が炎症を起こして腰痛が生じる要因になってしまいます。

また横向きや仰向けでも、ずっと同じ姿勢での睡眠ではやはり腰に負担が掛かります。

全身の筋肉がこわばっていたり、筋力が弱まることで寝返りが少なくなります。

それが腰痛を引き起こす要因にもなるので、日頃からストレッチで筋肉をほぐしたり適度な運動を心がけることで寝返りが増え、腰痛になりにくい体になります。

ぜひ参考にしてください。

タイトルとURLをコピーしました