秋の抜け毛対策|鍼灸×幹細胞培養上清液で頭皮環境を底上げ

季節の変わり目の抜け毛、
鍼灸+幹細胞培養上清液で「育つ土台」を整える

秋口や季節の変わり目に抜け毛が増えた気がする——それは珍しいことではありません。気温・湿度・気圧の変化、紫外線ダメージの累積、生活リズムの乱れなどが重なり、毛髪が「抜けやすい状態」に傾きます。
本記事では、鍼灸による頭皮環境・自律神経へのアプローチに、幹細胞培養上清液(以下、培養上清液)の導入を組み合わせ、“生える前の土台づくり”をねらう当院の考え方をご紹介します。

季節の変わり目に抜け毛が増える主な理由

  • 休止期毛の増加:夏〜初秋にかけて紫外線・汗・皮脂ストレスが蓄積し、成長期→退行期→休止期へ移行する毛が一時的に増える。
  • 自律神経の乱れ:寒暖差・気圧変化で交感神経優位に傾き、頭皮の微小循環が低下。
  • 頭皮の蓄積ダメージ:UV、摩擦、合わないシャンプーなどで角質バリアが乱れやすい。
  • 睡眠・栄養の揺らぎ:就寝時間の後ろ倒し、タンパク質・鉄・亜鉛・ビタミンD不足など。

鍼灸で整える「育毛の土台」

1) 頭皮〜全身の血流サポート

頭部・項部・肩背部への鍼は、筋緊張の緩和と局所循環の改善をねらいます。必要に応じて温灸や微弱電流を併用し、冷えやコリによる血行低下を底上げします。

2) 自律神経・睡眠リズムの調整

耳周囲・後頭下筋群・手足のツボを選穴し、交感過多をしずめて睡眠の質を整えることで、成長期毛の維持を後押しします。

3) 炎症ストレスのケア

掻破や皮脂詰まりで敏感化した頭皮は、まずバリア回復を優先。鍼は全身の緊張をほどき、掻きむしりを抑える好循環を作ります。

培養上清液とは?

培養上清液は、幹細胞を培養した際に得られる上澄み液で、各種タンパク質やペプチド、エクソソーム様の微小成分などが含まれます。美容領域では、頭皮環境のコンディショニング目的で導入されることがあります(製品特性・使用方法は提供元の仕様に準拠)。

  • 目的:乾燥・ゴワつき・乱れがちな角質環境の整え、コンディション維持のサポート
  • 方法:塗布、エレクトロポレーション

「まずは鍼灸で血流・自律神経・睡眠を整え、育つ土台を作る」。その上で、状態に応じて培養上清液の導入を併用し、頭皮コンディションの底上げを目指します。

施術フロー

  1. 初回カウンセリング:抜け毛の時期・量、頭皮の赤み/脂性/乾燥、生活リズム、既往歴・服薬を確認
  2. 頭皮・肩首の鍼(約20〜40本目安):筋緊張と血流を整える(必要に応じ温灸・微弱電流)
  3. 培養上清液の導入:塗布または機器で浸透ケア(方法は在庫・機材により選択)
  4. セルフケア指導:シャンプー法、就寝時間、栄養補給、紫外線/乾燥対策
  5. 経過チェック:2〜4週ごとに写真・手触り・抜け毛本数の主観評価を共有

来院ペースの目安

  • 立ち上げ期:週1回 × 8〜12週
  • 維持期:2〜4週に1回

※効果実感には個人差があります。