産後のメンタル不調は「整う」から回復する:鍼灸・整体・よもぎ蒸しで心身をリセット
出産はゴールではなくスタート。授乳や寝不足、ホルモンの急変化、環境の変化が重なり、産後は心が不安定になりやすい時期です。この記事では、産後のメンタル不調(産後ブルー・産後うつ・不安・イライラ・不眠など)を、鍼灸・整体・よもぎ蒸しでやさしく整える当院の考え方とケア方法をまとめました。
産後のメンタル不調とは?よくあるサイン
- 理由のない不安・涙もろさ・孤独感
- イライラが続く/怒りっぽくなる
- 眠れない(寝つけない/浅い睡眠)
- 食欲の低下または過食
- 集中力の低下・やる気が出ない
- 育児や家事が負担に感じる、罪悪感が強い
発症のピークは産後2週間〜3か月。多くは一過性ですが、2週間以上強い抑うつ・不安が続く、または自傷や赤ちゃんへの危険がよぎる場合は、速やかに医療機関(産婦人科・精神科・小児科の母子外来など)にご相談ください。
原因は「ホルモン×睡眠負債×身体ストレス」
産後はエストロゲン・プロゲステロンの急低下、オキシトシン分泌、甲状腺機能の変動など、ホルモン変化が一気に起こります。そこに、寝不足・授乳姿勢の負担・骨盤周りの不安定さ・冷えなどの身体ストレスが加わることで、自律神経が乱れ、メンタルにも波が出やすくなります。
当院のケア:鍼灸・整体・よもぎ蒸しの三本柱
1)鍼灸:自律神経とホルモンバランスを「静める・巡らせる」
- 交感神経の過緊張を鎮める:背部・頭部・手足のツボに低刺激で施術し、胸のざわつき・不安・不眠をやわらげます。
- 血流改善:骨盤周囲・下腹部・下肢の循環を上げ、冷えやむくみ、産後の回復をサポート。
- 授乳中でも可:刺激量・体勢・時間を調整します。
2)整体:呼吸×骨盤×肩首をやさしく調整
- 呼吸が浅い→眠りが浅い問題に着目し、肋骨・横隔膜の可動性を回復。
- 骨盤帯の安定化で腰痛・恥骨痛・座位の疲れを軽減。
- 抱っこ・授乳姿勢で固まりやすい肩首背中をソフトにリリース。
3)よもぎ蒸し:温めて緩め、こころも解ける
- 子宮周り・骨盤内の巡りを高め、冷え・むくみ・産後の回復を後押し。
- 蒸気のぬくもりが副交感神経優位を促し、睡眠の質や気分の安定にプラス。
- 産後1か月以降〜を目安に、体調を見ながら短時間・低温から。
注意:発熱・悪露の増加・会陰部に強い痛み・医師から入浴制限がある場合は、よもぎ蒸しは見合わせてください。初回は必ずスタッフに体調をお伝えください。
おすすめ通い方(目安)
初月(週1回):鍼灸+整体(45〜60分)で自律神経と姿勢・呼吸をリセット。
2〜3か月目(2週に1回):鍼灸 or 鍼灸+よもぎ蒸しで睡眠と気分の安定をキープ。
落ち着いたら(月1回):メンテナンスで再発予防。
※授乳・育児スケジュールに合わせて短時間メニューもご提案可能です。お子さま連れの可否は事前にご相談ください。
今日からできるセルフケア3選
- 「3呼吸リセット」:30秒でもOK。吐く息長めで3回だけ、肩を下ろす。
- 首の前を温める:就寝前に蒸しタオルで咽頭前〜鎖骨上を30〜60秒。
- 重たい家事は午前中に:午後は「自分を褒めるタスク」を1つだけ。
よくある質問
Q. 産後どれくらいから受けられますか?
A. 鍼灸・整体は産後直後でも体調に合わせて可能です。よもぎ蒸しは目安として産後1か月以降、医師の許可と体調を確認しながら短時間・低温で始めます。
Q. 授乳中に鍼灸を受けても大丈夫?
A. はい。刺激量と姿勢を配慮し、安全に配慮して行います。施術後は水分補給を心がけてください。
Q. メンタルが辛いとき、どこまで相談できますか?
A. 身体のケアと生活リズムの調整は私たちの領域です。強い抑うつ・希死念慮・育児への恐怖などがある場合は、医療機関や自治体の相談窓口と連携しながら進めます。遠慮なくお伝えください。
当院のご案内
さがみ鍼灸整骨院(町田)
〒194-0013 東京都町田市原町田4-7-12 2階(町田駅近く)
ご予約・お問合せ:042-722-5885
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医療に関する注意:本記事は一般的な情報です。症状が強い、長引く、日常生活に支障がある場合は医師の診察を受けてください。