冷え・こり・むくみの正体は「巡り不足」|よもぎ蒸し・カッピング・漢方で整える

よもぎ蒸し

体の不調の“根っこ”は血行不良|エコノミークラス症候群・東洋医学の「瘀血(おけつ)」・ドロドロ血の原因と対策(よもぎ蒸し/カッピング/漢方)

むくみ・冷え・肩こり・頭痛・だるさ……。その多くは血行不良が共通の原因です。
この記事では、西洋医学の視点(血栓・静脈うっ滞=エコノミークラス症候群)と、東洋医学の視点(瘀血)の両面から原因を整理し、当院で人気のよもぎ蒸し・カッピング・漢方を中心に、今日からできる実践的なセルフケアまでまとめました。


血行不良が引き起こす代表的な不調

  • 肩こり・首こり・腰痛(筋緊張により毛細血管が圧迫される)
  • 手足の冷え・しびれ、むくみ
  • 頭痛・めまい・立ちくらみ、眼精疲労
  • 月経痛・月経不順、PMS(子宮・骨盤周囲のうっ血)
  • 慢性疲労・だるさ、寝つきの悪さ、朝の不快感
  • 肌あれ・くすみ(末梢循環低下)

西洋医学の視点:エコノミークラス症候群(静脈血栓症)

長時間同じ姿勢でいると、ふくらはぎの筋ポンプが働かず血流が滞り、深部静脈血栓(DVT)のリスクが上がります。
デスクワーク・長距離移動・脱水・喫煙・肥満・術後・妊娠産後などは要注意。ふくらはぎの痛みや片脚の急な腫れ、息切れ・胸痛などがあれば医療機関へ。

受診の目安:片側の急な腫れ・痛み、呼吸困難、胸痛、血痰など急性症状は救急受診を検討。

東洋医学の視点:「瘀血(おけつ)」とは?

瘀血は「血(けつ)の巡りが滞り、冷えて、ねばつく」「古い血が溜まる」状態の総称。
体質サインの例:

  • 冷え性で手足が氷のように冷たい/顔色が暗い・くすむ
  • 月経痛が強い・経血に塊が混じる・色が黒っぽい
  • 慢性のこり・刺すような痛み・夜間に増悪
  • 舌の色が暗赤~紫、舌下静脈が怒張

原因を3つに分類して考える

① 筋肉のこり(硬さ)が毛細血管を圧迫

  • 長時間同一姿勢(PC/スマホ、車・飛行機移動)
  • 咬筋・首肩・臀部の慢性緊張(噛みしめ・ストレス・運動不足)
  • 浅い呼吸・猫背で胸郭が固まり、心肺機能・自律神経が乱れる

② 偏った食生活・ドロドロ血

  • 過剰な糖質・揚げ物・加工食品・アルコール
  • 野菜・海藻・豆・魚不足、食物繊維不足、慢性脱水
  • 食べる時間が乱れ、夜食・早食い・どか食い

③ 冷え・自律神経の乱れ

  • 冷房直風・薄着・冷たい飲食の摂りすぎ
  • 睡眠不足・過労・ストレス過多
  • 入浴がシャワーのみで末梢循環が回復しない

当院の3本柱ケア

1)よもぎ蒸し(骨盤温活)

国産よもぎ・ハーブの蒸気で下腹部~骨盤周囲を温め、深部からの温熱で巡りを促進。
期待できること:冷え・むくみ・月経トラブル・産前産後の温活/発汗によるリラックス。

  • 所要30〜40分/発汗量に合わせて水分補給
  • 生理中・発熱時は避ける/妊娠中は事前にご相談ください

2)カッピング(吸い玉)

カップで陰圧をかけ、皮下・筋膜の癒着をリリースしうっ滞を改善。
期待できること:肩背部の重だるさ・腰の張り・トレ後の疲労回復・睡眠質の向上。
痕は個人差ありますが数日〜1週間程度で自然に消退します。

3)漢方薬(体質×症状で選ぶ)

瘀血傾向には「活血化瘀」タイプ(例:桂枝茯苓丸・当帰芍薬散など)を中心に、冷えが強ければ温陽、むくみには利水を併用。
自己判断の長期服用は避け、体質・既往歴・服薬状況に応じて専門家と選定しましょう。


今日からできるセルフケア

姿勢・運動

  • 60分に1回は立ち上がる/ふくらはぎポンプ(つま先上げ下げ20回)
  • 深い呼吸+肩甲骨回し1分をこまめに
  • 就寝前ストレッチ(首・胸・股関節)各30秒×2

入浴・温活

  • 就寝2時間前、38〜40℃で10〜15分の全身浴
  • 首・お腹・足首を冷やさない服装/湯たんぽ・腹巻きも◎

食事(“さらさら血”プレートの例)

カテゴリ おすすめ ポイント
主菜 青魚(サバ・イワシ・サンマ)/ 納豆 / 豆腐 EPA・DHA、ナットウキナーゼで流れをサポート
副菜 海藻(わかめ・昆布)/ きのこ / 青菜 ミネラル・食物繊維で粘度ケア
主食 雑穀米 / 玄米 / 全粒パン 血糖スパイクを抑える
味噌汁 米麹味噌+野菜 発酵×温で腸と巡りをWサポート
間食 高カカオチョコ少量 / 素焼きナッツ 食べすぎ注意、ゆっくり噛む
飲み物 白湯 / 生姜湯 / ほうじ茶 冷たい飲料の取りすぎを控える

水分・生活リズム

  • こまめな常温水分(指標:尿の色が濃くなりすぎない)
  • 就寝・起床時刻を一定に/入眠前のスマホは控える

禁忌・注意事項

  • 発熱・高度の貧血・皮膚疾患の急性期、妊娠初期は施術前に必ず相談
  • 抗凝固薬内服・心疾患・重度の浮腫は医師の許可が必要
  • カッピング痕は日焼けで色素沈着しやすいので直射日光を避ける

Q&A

Q. よもぎ蒸しはどれくらいの頻度が良い?

A. まずは週1回×4〜6週で体温・睡眠の変化を確認。その後は体調に合わせて隔週〜月1回へ。

Q. カッピングは痛い?痕はどのくらいで消える?

A. 施術時の痛みは少なく、吸引圧は体調に合わせて調整。痕は1〜3日ほどで薄くなります。

Q. 漢方はどれくらいで実感できる?

A. 体質と症状によりますが、目安は2〜4週間。月経周期や睡眠、冷えの変化を指標に調整します。


当院メニューの上手な組み合わせ

  • 冷え+むくみ:よもぎ蒸し → カッピング(背中〜下肢) → 軽い運動(ウォーキング10分)
  • 肩首こり+頭痛:カッピング(僧帽筋・肩甲骨周囲) → 温熱パック → 呼吸・胸郭ストレッチ
  • 月経痛・PMS:よもぎ蒸し+漢方(活血・温陽)+下腹部温め

まずは体験から:
よもぎ蒸し/カッピング初回体験をご用意しています。体調・服薬状況を伺い、あなたの体質に合わせた温度・時間・施術部位・漢方の方向性をご提案します。


まとめ

血行不良は「筋のこり」「食の乱れ」「冷え」の三位一体で起きやすく、よもぎ蒸し・カッピング・漢方は相互に補完し合うアプローチです。
今日からできる小さな行動(こまめに立つ・温かい飲み物・入浴・深呼吸)を積み重ね、巡るカラダを一緒に作っていきましょう。


ご予約・ご相談

さがみ鍼灸整骨院(町田駅近)
東京都町田市原町田4-7-12 2階|TEL:042-722-5885
LINE予約:公式LINEはこちら(24時間OK)

空き状況を確認する

※本記事は一般的な情報提供を目的としています。既往歴・服薬中の方、妊娠中・産後の方、強い痛みや急性症状がある方は事前に医療機関・専門家へご相談ください。