冷えが原因といわれている逆子なのに、なぜ夏にも多いの?
逆子(骨盤位)は妊娠28週を過ぎても胎児の頭が下を向かない状態を指します。一般的には「お腹や下半身の冷え」が原因の一つといわれていますが、実は夏場にも逆子になる妊婦さんは少なくありません。
夏でも「冷え」ている妊婦さんが多い理由
- エアコンによる冷房冷え
室内外の温度差が大きく、知らないうちに下半身が冷えて血流が滞ります。 - 冷たい飲食の摂りすぎ
かき氷、アイス、冷たい飲み物などが胃腸を冷やし、体全体の血流や子宮環境にも影響します。 - 薄着による下半身冷え
真夏でも素足や薄手の服装で過ごす時間が長くなり、お腹・腰回りが冷えやすくなります。
血流の滞りと胎児の向きの関係
お腹や骨盤周囲の血流が滞ると、子宮の筋肉が硬くなり、胎児が回転しづらくなると考えられています。特に冷えによる血流低下は、胎児が心地よく動けるスペースを減らすため、逆子が固定されやすくなります。
夏の逆子予防におすすめのケア
- 冷房の直接風を避ける
エアコンの風が直接当たらない位置に座る、羽織物を常備する。 - 温かい食べ物・飲み物を意識
冷たい飲食は控え、常温や温かい飲み物を選びましょう。 - 下半身を温める習慣
レッグウォーマーや腹巻きでお腹・腰を保温。 - 軽い運動やストレッチ
骨盤や股関節まわりの柔軟性を高め、胎児が回りやすい環境を作る。
まとめ
夏だからといって冷えとは無縁ではありません。むしろ冷房や冷たい飲食によって、知らず知らずのうちに体は冷えています。逆子予防や改善には、季節に関わらず「血流を良くし、体を温める習慣」が大切です。