妊娠中のよだれ悪阻は鍼灸でやわらぐ?原因と対処法・セルフケアまとめ

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妊娠中のよだれ悪阻(唾液過多)は鍼灸でやわらぐ?原因と対処法・セルフケアまとめ

妊娠期のよだれ悪阻(唾液過多)で「唾液が止まらない・飲み込めない・吐き気が強い」とお困りの方へ。原因・対処法・セルフケアに加え、鍼灸でやわらぐ仕組みと当院の安全な施術について解説します。

よだれ悪阻(唾液過多)とは?

妊娠に伴い唾液分泌が過剰になり、吐き気・嘔吐・におい過敏と重なって強い不快感を生じる状態を指します。多くは妊娠初期に強まり、中期以降に軽快することが多いですが個人差があります。

妊娠中によだれ悪阻が起こる原因

ホルモン変化と自律神経の乱れ

妊娠初期のホルモン変動は自律神経に影響し、唾液分泌や消化機能の調整が乱れやすくなります。

胃腸機能の低下と食道保護反応

吐き気・胃のつかえが続くと、唾液で粘膜を保護しようと分泌が増えることがあります。

匂い・味覚過敏と心理的ストレス

匂い刺激や不安・睡眠不足は症状を悪化させやすいため、環境調整と休息が重要です。

医療機関で相談すべきタイミング

  • 水分がとれない・尿量が少ない・ふらつく(脱水が疑われる)
  • 体重が急に減る、嘔吐が止まらない、腹痛・発熱・吐血がある
  • 強い落ち込みや不眠などメンタル面のつらさが大きい

※ 鍼灸は医療の代替ではありません。まずは産科へ相談し、医師の指示を優先してください。

鍼灸でよだれ悪阻をやわらげる仕組み

東洋医学の見立て:「脾胃」「肝」「腎」の調整

消化(脾胃)、自律神経・情緒(肝)、体力基盤(腎)の乱れを総合的に整え、吐き気・過剰な唾液・睡眠質の改善を狙います。

期待できる主な変化

  • 自律神経の緊張がゆるむ → 吐き気・唾液の過敏が落ち着く
  • 胃腸のつかえ感を軽減 → 食べ方・水分摂取がしやすくなる
  • におい・味覚の過敏が緩和 → 生活負担の軽減
  • 睡眠・情緒の安定 → 回復力の底上げ

※ 妊娠期は最低限の刺激量・安全な体位で実施します。

当院の鍼灸治療の特徴と流れ

1. カウンセリング

週数・症状・トリガー(匂い/時間帯)・睡眠/食事・既往歴・内服を丁寧に確認。

2. 妊婦さんに配慮した施術

  • 背中・項・四肢のやさしい鍼と温熱(お灸)で自律神経を整える
  • 喉・みぞおちの違和感に配慮し側臥位中心で負担を軽減
  • 骨盤周囲のこわばり調整と呼吸誘導でリラックス

3. 生活フォロー

次回来院までのセルフケア(食べ方・水分・匂い対策・睡眠)を個別に設計します。

妊娠中でもできるセルフケア・生活の工夫

  • 少量頻回の水分補給:冷たすぎない水/白湯。ストローや氷チップで。
  • 匂いトリガー回避:換気・マスク・ミント系飴。調理は可能なら家族に。
  • 口腔ケア:こまめなうがい/舌清掃/キシリトールガム。
  • 食べ方の工夫:脂っこい/甘い/辛いは控えめ。枕元にクラッカー等の乾き物。
  • 睡眠環境:側臥位+上半身やや高め。就寝前の画面時間を短縮。
  • 冷え対策:首すじ/腹部を冷やさない。入浴は短めのぬるめで。

※ 食品・サプリは主治医へ相談。体質と経過で適否が異なります。

よくある質問(FAQ)

妊娠初期でも鍼灸は受けられますか?
はい。週数・体調に合わせ刺激量最小で実施します。まずは産科で相談・許可を。
通院頻度の目安は?
つらい時期は週1回前後、落ち着けば間隔を延ばします(個人差あり)。
当日の注意点は?
空腹/満腹/寝不足は避け、温かい飲み物を少量ずつ。当日は無理をしないでください。

町田で妊娠期の不調ケアなら「さがみ鍼灸整骨院」へ

妊活・逆子・産後ケアに加え、つわりやよだれ悪阻にも配慮したやさしい施術を行っています。
所在地:東京都町田市原町田4-7-12 2階(町田駅近く・提携駐車場あり)
電話:042-722-5885 / LINE予約:公式アカウントから24時間受付

医師の診断・治療を最優先に、鍼灸は補助的ケアとして併用ください。

監修:さがみ鍼灸整骨院(国家資格:鍼灸師・柔道整復師・医薬品登録販売者)