実は間違っている妊活:よくある誤解7つと正しい向き合い方

不妊症

インターネットやSNSには妊活情報が溢れています。中には不安を煽ったり、実は根拠が薄い「思い込み」も。ここでは、現場でよく出会う誤解を整理し、今日からできる現実的なアクションに落とし込みます。

この記事でわかること

  • 妊活で広がりがちな誤解7つ
  • 正しい知識と実行しやすい行動
  • 心身を整えるためのサポート活用法

誤解①:排卵日は「アプリ通り」だからタイミング法だけで十分

事実:周期は体調やストレスで揺れます。アプリ予測は目安。必要に応じて基礎体温・頸管粘液の観察、医療機関での排卵確認やホルモン検査を組み合わせると精度が上がります。

アクション:3周期分の記録+医療機関のチェックをセットで。

誤解②:「冷たい物は完全NG」にすれば妊娠しやすい

事実:一律な「完全禁止」は栄養バランスを崩しがち。代謝に必要なタンパク質・鉄・亜鉛・葉酸などを過不足なく摂ることが重要です。

アクション:温冷よりもまずは栄養バランス食事リズムを安定。

誤解③:サプリだけで体質は変わる

事実:サプリは不足を補う道具。睡眠・食事・運動・ストレス対策の土台があって効果が活きます。

アクション:まずは睡眠時間/入眠時刻の一定化、朝食のタンパク質、日中の軽い運動から。

誤解④:妊活中は運動を控えた方がいい

事実:適度な運動は血流・睡眠・メンタルに好影響。激しい高強度連続は控えめに、中等度の有酸素+軽い筋トレが現実的です。

アクション:週150分目安の速歩+週2回の自重トレを生活に。

誤解⑤:若ければ自然に妊娠できる/治療をすれば必ずできる

事実:年齢は重要な要素のひとつですが、生活習慣・既往・男女双方の因子が関与。治療は“魔法”ではなく“最適化のサポート”。

アクション:早めに男女双方の検査で現状把握+生活の土台づくり。

誤解⑥:ストレスがあると絶対に妊娠できない

事実:ストレスを「ゼロ」にするのは現実的ではありません。むしろ対処可能なレベルに調整することが大切。

アクション:短時間の昼散歩、呼吸法、入浴、週1のリラックスタイムを予定表に固定化。

誤解⑦:体温表がガタガタ=絶対に不妊

事実:測定条件や睡眠不足でも乱れます。体温表だけで判断せず、他の所見や検査と併せて評価を。

アクション:測定時刻を固定、3周期記録、気になる場合は医療機関へ。


まずやるべき基本チェック(今日から)

  1. 検査:男女双方で初期スクリーニング(採血・超音波・精液検査など)。
  2. 生活:睡眠7時間目安、朝食にタンパク質20g、週150分の歩行。
  3. 環境:喫煙は卒業、飲酒は控えめ、カフェインは総量管理。

鍼灸・整体でサポートできること

  • 骨盤血流改善・腰の緊張緩和、体の巡りと姿勢の調整
  • 睡眠の質向上やリラクゼーションによるストレス対処
  • お腹・骨盤まわりの冷え感・こわばりへのケア

よくある質問

いつ相談に行けばいい?

「気になった今」が最適。情報整理と生活設計から始めましょう。

運動はどれくらい?

やや息が弾む速さの歩行を週150分+週2回の軽い筋トレが目安です。

冷え対策は?

温服・入浴・筋活動で“内側から温める”+栄養バランスの両輪を。


編集後記:極端よりも「ちょうど良い」を

妊活は短距離走ではなくマラソン。極端な制限や根拠薄弱な方法より、検査で状況を見える化し、睡眠・食事・運動・メンタルの小さな継続を積み上げましょう。

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