自分を守ることが卵子を守ること|ストレス防御法は「距離・時間・サポート」

不妊症

自分を守ることが卵子を守ること|ストレスから身を守る「防御法」3つ

妊活中は「食事」「運動」「サプリ」など“足す努力”に目が向きがちです。
でも実は、結果を左右するのはストレスから自分を守れるかという視点です。

なぜなら、自分を守ること=卵子を守ることにつながるからです。
心身がすり減った状態では、睡眠も乱れ、血流も落ち、ホルモンの波も揺らぎやすくなります。


ストレス防御法は「距離・時間・サポート」

ストレスはゼロにはできません。
大切なのは、ダメージを最小限にする防御の型を持つことです。

1)距離:ストレスの元から離れる

ストレスが強い場・人・情報に触れ続けるほど、心も体も消耗します。
まずは距離を取ることが最優先です。

  • 会う頻度を減らす(毎週→月1など)
  • 連絡手段を変える(電話→メッセージなど)
  • SNS・ニュースなど“刺激の強い情報”から距離を置く
  • 物理的に離れられない場合は「関わり方」を薄くする

2)時間:時間が薄めてくれる

感情は、時間の経過とともに薄れていきます。
だからこそ、ストレスが強いときほど“今すぐ結論を出さない”が有効です。

  • 今日決めない、今返信しない
  • いったん寝る(睡眠は最強の回復)
  • 深呼吸・入浴・散歩など「回復行動」を先に入れる

3)サポート:人の助けを求める

ストレスは、一人で抱えるほど大きくなります。
「助けて」と言える人がいるだけで、脳と体の緊張は下がります。

  • パートナーに共有する(解決より「共感」を求める)
  • 家族・友人に話す(短時間でもOK)
  • 医療機関・専門家・カウンセリングなど第三者を使う
  • 妊活の伴走者(治療・施術)をつくる

「逃げる」も一時的にはアリ。でも毎回逃げるわけにはいかない

逃げることは悪ではありません。
心身が限界なら、まずは一時避難が必要です。

ただし、人生には次の壁が必ず現れます。
毎回逃げてしまうと、課題は形を変えて繰り返しやってきます。


逃げ癖ではなく「防御する術」を身につける

目指すのは「何があっても平気な人」ではなく、
ダメージを受けても回復できる人です。

防御する術を身につけると、経験が許容量を広げ、少しずつ対応できるようになります。
距離を取り、時間を味方につけ、サポートを使う。
この3つを繰り返すことで、ストレスに振り回されにくい体と心が育ちます。


まとめ:守る力が、妊活の土台を強くする

妊活は「頑張る力」だけでは続きません。
むしろ大切なのは、自分を守る力です。

距離・時間・サポート
この3つを上手に使いながら、体のリズムを守り、卵子を守る。
それが、妊活の確率を引き上げる“現実的な戦略”になります。