なぜ「心の持ち方」が妊活に大切なの?
妊活は結果がすぐに見えにくく、月単位で気持ちが揺れやすい取り組みです。
「頑張る=根性論」ではなく、再現性のある行動習慣に落とし込むことで、不安や焦りをやわらげ、日々の選択を整えやすくなります。
コントロールできること・できないことを分ける
- 自分で決められること:起床・就寝時刻、食事、運動、通院、検査の理解、情報の取り入れ方
- 自分では決められないこと:排卵の微細な個人差、治療反応、他人の評価
紙に書き出して「今日は自分で決められることを1つ進めた」と可視化しましょう。達成感は翌日の行動エネルギーになります。
“ミニ目標”で前進を体感する
- 目標を15分以内で完了するタスクに分解(例:寝る30分前にスマホを置く、朝コップ1杯の水)。
- 実行タイミングを既存の習慣にくっつける(歯みがきの後にサプリ、入浴後にストレッチ)。
- 可視化(カレンダーに✓、アプリや紙の表でもOK)。
感情に振り回されない朝夜ルーティン
朝(5〜10分)
- 日光を浴びる/カーテンを開ける
- 白湯 or 水+深呼吸3回
- 今日の“ミニ目標”を1つだけ宣言
夜(10〜20分)
- 就寝90分前までに入浴(ぬるめ)
- スマホはベッドから届かない場所へ
- 「今日できたこと」を3つメモ(小さくてOK)
“感情の波”との上手な付き合い方
- 名前をつける:「今は不安の波が来ている」
- 身体から整える:ゆっくり吐く呼吸(4秒吸って6〜8秒吐く×5回)
- 事実と思考を分ける:検査数値=事実/「私のせいだ」=思考
パートナーコミュニケーションのコツ(3つのS)
- Schedule:話す時間をあらかじめ決める(15分)
- Structure:①共有→②選択肢→③次の一歩の順で話す
- Share:感情は主語を「私」に(例:「私は不安を感じた」)
情報の断捨離(インフォダイエット)
- フォローは“専門性+一次情報”に絞る
- 検索は時間制限(例:1日15分まで)
- 不安を煽るSNSは1週間ミュート実験
睡眠・栄養・運動の“土台”を作る
- 睡眠:就寝・起床の固定。寝室は暗く・静か・涼しく。
- 栄養:主食+たんぱく質+野菜を“毎食の型”に。間食はナッツ・ヨーグルトなど。
- 運動:週合計150分の有酸素+週2回の軽い筋トレ(スクワット・ヒップヒンジ・プランク)。
東洋医学の視点:鍼灸・よもぎ蒸しの活用
冷え・ストレス・睡眠の乱れは、めぐりの低下や自律神経の不均衡に直結します。
鍼灸は自律神経・血流・筋緊張の調整に、よもぎ蒸しは温熱でのリラックスに役立ちます。
「心(メンタル)」と「からだ(睡眠・食事・運動)」の土台づくりを並行するのがポイントです。
通院の目安とタイミング
- 基礎:週1回×6〜8週で土台づくり→状態に合わせて間隔調整
- 体外受精/採卵・移植前:前後1〜3日のコンディション調整を検討
- PMS・生理痛が強い:周期に合わせたケアを計画
今日からできる“心の持ち方”チェックリスト
- [ ] 今週のミニ目標を1つ決めた
- [ ] 朝に日光・夜はスマホを遠ざける
- [ ] 不安の波に「名前」をつけて呼吸でリセット
- [ ] パートナーと15分ミーティングの予定を入れた
- [ ] 情報収集は1日15分にタイマー設定
- [ ] たんぱく質を毎食の“型”にした
- [ ] 週合計150分の活動をスケジュールに記入
よくある質問(FAQ)
- Q. 情報を見すぎて不安になります。どうすれば?
- A. 一時的にSNSをミュートし、フォローを“専門性+一次情報”に絞りましょう。時間制限とセットで。
- Q. 気持ちが沈む日、何から始めれば?
- A. 15分以内のミニ目標を1つだけ。終えたら✓を付ける。達成感が次の行動を呼びます。
- Q. 鍼灸はどのくらいの頻度が良い?
- A. 目安は週1回から。体調や治療スケジュールに合わせて調整します。採卵・移植前後は個別にご相談ください。
まとめ|一歩ずつ、でも着実に
妊活のメンタルは「気合い」ではなく「仕組み」で整えられます。
ミニ目標・朝夜ルーティン・情報の断捨離・パートナー対話・身体の土台づくり──
できるところから1つずつ実践していきましょう。
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