子宮筋腫と不妊症の関係|原因・影響・治療と東洋医学のサポート方法

不妊症

子宮筋腫とは

子宮筋腫は、子宮の筋肉層に発生する良性の腫瘍です。
30〜40代の女性に多く見られ、女性ホルモン(エストロゲン)の影響で成長します。
大きさや数、できる場所によって症状や不妊への影響が異なります。

主な症状

  • 月経量が多い・経血に塊がある
  • 生理痛の悪化
  • 下腹部の張り・圧迫感
  • 頻尿・便秘
  • 貧血(疲労・めまい)

無症状で見つかるケースもありますが、不妊や流産の原因となる場合もあります。

子宮筋腫が不妊に関係するメカニズム

  1. 受精卵の着床障害
    粘膜下筋腫など、子宮内膜を変形させるタイプは着床に影響します。
  2. 卵管の圧迫
    大きな筋腫が卵管を押し、卵子や精子の通過を妨げることがあります。
  3. 血流の低下
    子宮や卵巣の血流が滞ることで、内膜や卵子の質が低下します。
  4. ホルモンバランスの乱れ
    エストロゲン優位が続くと排卵障害や内膜環境悪化のリスクが高まります。

医療的治療法

  • 経過観察(症状が軽い場合)
  • 薬物療法(GnRHアゴニストなどで一時的に縮小)
  • 手術(筋腫核出術・子宮全摘など)
  • 子宮動脈塞栓術(UAE)

妊娠を希望する場合は、筋腫の位置・大きさ・症状を踏まえて治療計画を立てます。

妊活中にできる生活習慣改善

  • 鉄分・たんぱく質の摂取(貧血・内膜の質改善)
  • 体を冷やさない(血流改善)
  • ストレス管理(ホルモンバランスの維持)
  • 適度な運動(骨盤内の血流促進)

東洋医学からのアプローチ

東洋医学では、子宮筋腫は「瘀血(おけつ)」「気滞」による血流停滞として捉えます。
鍼灸・よもぎ蒸しなどで骨盤内の血流を促し、自律神経やホルモンバランスを整えることを目的とします。

  • 下腹部・腰部の温熱刺激
  • 経絡に沿った鍼刺激で気血の巡りを改善
  • ストレス軽減・リラックス促進

受診の目安

  • 生理の量が急に増えた・痛みが強くなった
  • 不妊期間が1年以上続いている
  • 経血の塊が多い・周期が短くなってきた

婦人科検診と並行して、不調のサインを早めにチェックしましょう。

まとめ

子宮筋腫は多くが良性で、すぐに命に関わる病気ではありませんが、不妊の原因や妊娠経過に影響することがあります。
医療的治療と生活習慣の見直し、鍼灸などの補完療法を組み合わせ、体質と環境を整えることが妊活成功の近道です。

ご相談はこちら
さがみ鍼灸整骨院(町田駅近く)/TEL:042-722-5885
LINE公式:ご予約・ご相談(24時間OK)