卵子の老化を食い止めるカギは「守り」と「攻め」。まずは“守り”で卵巣を消耗させない生活を整え、次に“攻め”で機能を高めていきましょう。今ある卵子を一つも無駄にしないための実践ガイドです。
守り:卵巣を消耗させない
土台が整っていないと、どんな対策も効果が出にくくなります。まずは生活リズムと食習慣から。
① 就寝時間を守る
- 目安:毎日同じ時刻に就寝・起床(可能なら23時までに就寝、7時間前後の睡眠)
- コツ:就寝90分前に入浴、スマホの強い光を避ける、寝室を22〜24℃・湿度40〜60%に。
② 超加工食品を控える
- 避けたいもの:菓子パン、スナック、清涼飲料、加工度の高い惣菜・インスタント食品など。
- 置き換え:おにぎり+ゆで卵、無糖ヨーグルト+ナッツ、果物、味噌汁、茹で野菜。
③ 冷たい飲食をしない
- 基本:常温〜温かい飲み物を選ぶ。氷入りドリンク・アイスは頻度を下げる。
- おすすめ:白湯、温かいお茶、具だくさん味噌汁、生姜・ねぎを“ちょい足し”。
攻め:卵巣の機能を高める
体の“巡り”と栄養を底上げして、卵巣が働きやすい環境を作ります。
① 下半身の筋力を増やす
- 目的:骨盤内の血流アップと基礎代謝の維持。
- メニュー例(週3日):
- 椅子スクワット:10回×2〜3セット
- ヒップリフト:10回×2セット
- つま先立ち(カーフレイズ):15回×2セット
※息を止めず、痛みが出ない範囲で。
② タンパク質の摂取量を増やす
- 目安:体重×1.0〜1.2g/日(例:体重55kg → 55〜66g/日)
- 分け方:朝・昼・夜で均等に。毎食に“主菜”を置く。
- 例:卵・鶏むね・豚ヒレ・豆腐・納豆・ヨーグルト・チーズ・魚介。
③ 魚介類の摂取を増やす
- 目安:青魚や貝類などを週2〜4回。
- 例:サバ・イワシ・サンマ・鮭、アサリ・シジミ、エビ・タコ・イカ、海藻。
- 簡単置き換え:ランチの肉料理を“焼き魚定食”に、夕食は“海鮮+味噌汁”。
1日のモデルスケジュール
- 朝:白湯→たんぱく質多めの朝食(卵+納豆+味噌汁)
- 日中:こまめに歩く/階段を使う。間食はナッツやチーズ。
- 夕方:下半身エクササイズ10〜15分。
- 夜:魚料理+温野菜。入浴は就寝90分前。常温の水分補給。
- 就寝:毎日同じ時間に暗めの環境で。
7日間トライアル・チェックリスト
- □ 23時までに就寝できた
- □ 超加工食品を“1日1品以下”にできた
- □ 冷たい飲食を温かいものに置き換えた
- □ 下半身トレーニングを週3回できた
- □ 毎食でたんぱく質を確保できた
- □ 週2回、魚介メニューを取り入れた
よくある質問
Q. 冷たい飲み物をやめられません…
A. 最初は“氷なし・常温”から。外食ではスープや温かいお茶を一緒に。
Q. 運動の時間がない
A. 朝と夜に各5分の“ながら筋トレ”でOK。椅子スクワット10回だけでも習慣化を優先。
まとめ
- まず守り:睡眠・超加工食品カット・温かい飲食で卵巣の消耗を減らす。
- 次に攻め:下半身筋力・たんぱく質・魚介で巡りと栄養を底上げ。
- 小さく、毎日:“完璧より継続”。1つずつ積み上げましょう。
※体調や治療内容により適切な方法は異なります。既往症や服薬中の方は医療者にご相談ください。
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