老化は食い止め、妊活で若返らせる
アンチエイジングのコツはミトコンドリアを健康に保つこと。いちばんの特効薬は「運動」。運動はミトコンドリアの量と質の両方を高め、細胞レベルから若返りを後押しします。
1|なぜ運動が“若返り”につながるのか(ミトコンドリアの基礎)
ミトコンドリアは細胞の発電所。ここが元気だとエネルギー産生が安定し、代謝・ホルモン応答・炎症制御がスムーズに。運動は、
- 量の増加(ミトコンドリア新生)を促す
- 質の改善(損傷ミトコンドリアの入れ替え)を促進
- 抗酸化能・血流・インスリン感受性を底上げ
結果として、体の“老け”を食い止める土台が整い、妊活で必要なコンディションづくりにもつながります。
2|結婚後の「運動不足」&サルコペニアが招くもの
ミトコンドリア機能低下
活動量が落ちるとエネルギー産生が低下。疲れやすさ、代謝低下、冷えの悪化へ。
慢性炎症の悪化
脂肪・筋量バランスの崩れは全身の微小炎症を促し、回復力・ホルモン環境に影響。
認知機能低下の引き金
筋肉量の減少は脳への代謝・血流にも影響。思考のキレや集中力の低下を感じやすく。
ポイント:筋肉は“最大の代謝臓器”。
妊活では、血流・体温・ホルモン応答の安定が鍵。まず筋肉量を守ることが、最短の近道です。
3|妊活に効く運動プログラム(週3〜5回/20〜40分)
(A)ミトコンドリア新生をねらう有酸素(週3〜4)
- 内容:早歩き・サイクリング・軽いジョグ・ステップ台
- 時間:20〜30分/回(会話ができる強度〜やや息が上がる程度)
- コツ:ウォームアップ5分 → メイン15〜20分 → クールダウン5分
(B)筋を守るレジスタンス(週2〜3)
- 内容:スクワット、ヒップヒンジ、プッシュ(壁・膝つき可)、ロー(チューブ)
- 回数:8〜12回 × 2〜3セット(フォーム優先)
- コツ:下半身・背中・押す動作をバランスよく。翌日に軽い張りが残る負荷が目安。
(C)回復を促すリカバリー(毎日3〜10分)
- 内容:呼吸(4秒吸って・6秒吐く × 10回)、ふくらはぎ&股関節ストレッチ
- 就寝前に副交感神経を高め、睡眠の質を上げる習慣に。
1週間サンプル
月:有酸素30分|火:レジスタンス(下半身)20分|水:有酸素20分
木:休養+ストレッチ|金:レジスタンス(上半身)20分|土:有酸素30分|日:軽い散歩
月:有酸素30分|火:レジスタンス(下半身)20分|水:有酸素20分
木:休養+ストレッチ|金:レジスタンス(上半身)20分|土:有酸素30分|日:軽い散歩
※体調・妊娠の有無や週数、医療的配慮が必要な方は必ず専門家へご相談ください。
4|効果を底上げ:食事・睡眠・体温ケア
- 食事:主食はご飯+味噌汁ベースに。良質たんぱく(魚・卵・大豆)、緑黄色野菜、海藻・きのこで抗酸化&血流サポート。
- 間食:菓子パン・小麦・乳製品の過多は控え、ナッツや果物に置換。
- 睡眠:就床90分前の入浴(40℃×10〜15分)。就床前スマホはオフ。
- 体温:冷えが強ければよもぎ蒸しや軽い有酸素で末梢循環UP。
5|今日から始める3ステップ
- 歩数を+2,000歩(通勤・買い物で“遠回り”ルート)
- 自重スクワット10回を朝晩(慣れたらチューブ導入)
- 就寝前の呼吸法10回で睡眠リズムを整える
専門家と一緒に“続けられる設計”へ。
さがみ鍼灸整骨院では、鍼灸+運動・温活の組み合わせで、
妊活コンディションをトータルで整えます。
ご相談は 042-722-5885 / LINE予約からどうぞ。
6|よくある質問
- Q. どのくらいで体調の変化を感じますか?
- A. 個人差はありますが、まずは2〜4週間で睡眠・体温・むくみなどの自覚が変わりやすいです。筋量の変化は8〜12週間が目安です。
- Q. 強い運動は必要ですか?
- A. “やや息が上がる”程度で十分。フォームと継続が最優先です。体調に合わせて強度調整を。
- Q. 何から買えばいい?
- A. まずはチューブ1本とスニーカー。自重×有酸素の組み合わせで十分始められます。
※本記事は一般的な健康情報です。既往歴・治療中の方、妊娠中の方は必ず医療従事者・担当施術者にご相談のうえ、ご自身の体調に合わせて無理のない範囲で実施してください。