行動科学
不安を“わくわく”に変える言葉の力
妊活をしていると、不安な気持ちになるのはとても自然なこと。繕ったり押さえつけるよりも、たった一言で“評価を変える”ほうが、心はスッと軽くなります。
不安が進行すると起きやすいこと
- 注意力が散漫になる
- 集中力の低下
- 認知能力の低下・論理的思考が難しくなる
- ネガティブな情報ばかり目に入る
- 破滅的な思考(最悪の未来を想像)が浮かびやすくなる
※不安は「危険に備える」大切なサインでもあります。ゼロにするのではなく、扱い方を変えるのがコツ。
“わくわく宣言”メソッド:評価を変えて行動を取り戻す
ポイントは、感情そのものを消そうとせず、ラベリング(言葉づけ)を変えること。口に出して言うだけでも、心と体の反応は切り替わりやすくなります。
「私は今、わくわくしている」
ドラゴンボールの悟空が強敵に挑むときの「オラ、わくわくすっぞ!」のイメージでOK。
STEP1|気づく胸のざわつき・呼吸の浅さ・手汗など「不安のサイン」に気づく。
STEP2|言葉にする小声でもOK。「私は今、わくわくしている」と声に出す。(思うだけより効果的)
STEP3|姿勢と呼吸背すじを伸ばし、鼻から4秒吸って6秒吐く×3セット。体からも“挑むモード”へ。
STEP4|小さく動く今できる30秒タスク(温かいお茶を入れる、メモを書く、予約の下書きなど)で行動の歯車を回す。
ミニ知恵:不安と興奮はどちらも交感神経優位。意味づけの違いを言葉で上書きすると、同じ身体反応が「チャンスへの前向きな準備」に変わります。
そのまま使えるスクリプト集(声に出してOK)
検査・通院前「ドキドキしてる。私は今、わくわくしている。今日の私は一歩前進する。」
SNSや情報に飲まれそうなとき「不安は役に立つサイン。わくわくに変えて、必要な情報だけ選ぶ。」
夜、考えすぎるとき「今は休む時間。明日の私がやれる。3呼吸して灯りを落とす。」
自己肯定の補強「私はちゃんとやっている。小さい前進を称賛する。」
効果が出やすいタイミング
- 検査結果の待ち時間・予約ボタンを押す直前
- 朝起きて1分以内(その日の“意味づけ”を決めやすい)
- 寝る前のルーティン(呼吸法とセットで)
- ネガティブ情報を見た直後(スクロールを一旦止める合図に)
長続きするコツ&よくある失敗
- 回数>完璧さ:1回で劇的変化を求めない。1日3〜5回の“軽い上書き”で十分。
- 声に出す:頭の中だけより現実感が上がる。小声でもOK。
- 行動とセット:言葉→呼吸→30秒タスクの流れで体に落とす。
- 比較をやめる:他人のペースは無視。昨日の自分とだけ比べる。
※不安が長期間つづく、食事や睡眠に重大な支障がある場合は、医療機関・専門家へご相談ください。
よくある質問
何回・どのくらい続ければいい?
目安は1日3〜5回、14日間。短くても「毎日」続けると定着しやすいです。
本当に口に出す必要がありますか?
声に出すほうが効果が高い傾向。難しい場面は小声やささやきでもOKです。
ポジティブになりきれません。
“無理に元気”は不要。中立の言葉(例:「私は整っていく途中」)も有効です。
一人で抱え込まないで。専門家と一緒に整えましょう
妊活サポート(鍼灸・整体・よもぎ蒸し・生活習慣アドバイス)で、体と心の両輪を整えます。初めての方もお気軽に。

