次のチャレンジで妊娠するために今知っておくべきこと
体外受精で着床しなかったとき、ショックや悔しさで心も体も限界になります。
だからこそ「ついやってしまう行動」が、次のチャンスを遠ざけてしまうことがあります。
ここでは、着床しなかった直後にやりがちなNG行動と、次に向けて今できる整え方をまとめます。
NG① 暴飲暴食(やけ食い・お酒でごまかす)
自暴自棄になる気持ちも、痛いほど分かります。
でも、暴飲暴食が続くと睡眠の質・自律神経・血糖の乱れにつながり、結果として体調を崩しやすくなります。
よくあるパターン
- 甘いものやジャンクが止まらない
- お酒の量が増える
- 寝落ち→夜中に目が覚める
次のための「現実的なリカバリー」
- まず3日だけ「朝タンパク質(卵・納豆・豆腐等)」を固定する
- 夜は「汁物+主菜」だけでもOK(完璧より崩れを戻す)
- お酒は“ゼロ”が難しければ、回数と量を見える化(減らす設計)
ポイント:落ち込んだときに「意志」で勝とうとしない。
体に優しい“固定メニュー”を作って、思考を介さず戻れる仕組みにします。
体に優しい“固定メニュー”を作って、思考を介さず戻れる仕組みにします。
NG② 考え過ぎる(振り返りが“止まる”に変わる)
振り返ること自体は大切です。
ただ、考えすぎて行動できなくなると、回復に必要な睡眠・食事・生活リズムが崩れていきます。
考え過ぎのサイン
- 検索が止まらない/SNSの体験談を見続ける
- 「あれもこれもダメだった」と自己否定が強まる
- 次の受診までずっと頭が休まらない
次に進むための切り替え手順(シンプル版)
- 考える時間を1日10分だけ確保(それ以外は“考えない”ではなく“後で考える”)
- ノートに「不安」→「確認すること(質問)」へ変換する
- 行動を1つだけ決める(例:23:30までに寝る、朝散歩10分など)
コツ:不安は消すものではなく、質問リストに変換すると前に進めます。
NG③ 同じことを繰り返す(結果を変えたいのに、自分を変えない)
結果を変えたいのに自分を変えることが出来ない人は、想像以上に多いです。
ただし、ここで言う「変える」は根性論ではありません。変えるのは“生活の設計”です。
「同じこと」の例
- 寝る時間が毎日バラバラ
- 忙しさ優先で運動が途切れる
- ストレスの出口が“食”と“スマホ”だけ
次に向けて変えるべきは「3つだけ」
- 睡眠:起床時刻を固定(まずは休日も±1時間以内)
- 血流・代謝:週3回、10〜20分の散歩(ハード不要。継続が勝ち)
- 食:「タンパク質+食物繊維」を毎食どちらか入れる(全部は無理でもOK)
次に妊娠するために「今」知っておくべきこと
着床しなかった理由はひとつに決めつけられません。
でも、次のチャンスを活かすために重要なのは、“できることを整理して、やることを絞る”ことです。
今すぐ作るべき「次の一手」チェックリスト
- 主治医に聞く質問を5つに絞ってメモした
- 睡眠の固定(起床時刻)を決めた
- 週3回の歩く時間をカレンダーに入れた
- 食事は「朝タンパク質」を固定した
- SNS・検索の時間を1日10分にした
大事なのは「落ち込まないこと」ではありません。
落ち込んでも、崩れた生活を戻せる仕組みがあるかどうか

