その薄毛、遺伝だと諦めてない?
実は8割が生活習慣などの環境要因です
「親も薄毛だから、自分も仕方ない…」
そんなふうに諦めていませんか?
たしかに遺伝は薄毛の一因ですが、7~8割は生活習慣などの環境要因と言われています。
つまり、今の過ごし方を見直すことで、髪の状態はまだ十分に変えられる可能性があります。
薄毛の7~8割は「生活習慣」がつくる?
薄毛=遺伝というイメージが強いですが、
実際には次のような生活習慣が重なることで、髪に必要な血流や栄養が不足していきます。
- 夜遅い時間の食事・飲酒が習慣になっている
- デスクワーク中心でほとんど動かない
- 慢性的な肩こり・首こり・目の疲れ
- シャワーだけで、湯船にほとんど浸からない
- ストレスが強く、眠りが浅い・寝つきが悪い
これらはすべて「血流が悪くなる要因」です。
血流が悪くなると、頭皮だけでなく全身にさまざまな不調を引き起こします。
血流が悪いと、髪と体に何が起こる?
血液は、酸素や栄養を運び、いらなくなった老廃物を回収する大切な役割を担っています。
血流が悪くなる=酸素と栄養が届きにくく、老廃物が滞りやすい状態です。
その結果、次のような症状が出やすくなります。
- 頭皮が硬くつっぱった感じがする
- 抜け毛が増え、髪が細くなってきた
- 肩こり・首こり・頭痛が慢性化している
- 手足の冷え、むくみ、だるさが取れない
- 疲れやすく、朝もスッキリ起きられない
頭皮の毛細血管の流れが悪くなると、毛根に十分な酸素と栄養が届かなくなり、
髪の成長スピードが落ちる・抜けやすくなるといった「育毛のブレーキ」がかかります。
これが続くと、結果として「薄毛」として目に見えるようになってしまうのです。
老廃物の滞りが育毛を邪魔する仕組み
もう少しだけ体の中の話をすると、血流が悪いと静脈やリンパの流れも滞りがちになります。
そうなると、細胞が使い終わった老廃物や余分な水分が、うまく回収されません。
老廃物がたまった組織は、硬く、冷たくなりやすく、さらに血流が悪くなる…という悪循環に。
頭皮でこの状態が起こると、
- 頭皮がゴリゴリしてつまめない
- 押すと痛い、もしくは感覚が鈍い
- 皮脂がべたつきやすいのに、内側は冷えている
このような環境では、毛根がのびのびと育ちづらく、本来生えてくるはずの太くしっかりした髪が育ちにくくなります。
今日からできる「血流アップ」の生活習慣
ここからは、頭皮の血流を少しずつ底上げするために見直したいポイントをご紹介します。
1. 夜の食事・お酒の時間を見直す
- 寝る2〜3時間前までに食事を済ませる
- アルコールは「毎日」から「週◯日まで」と回数を決める
- 揚げ物やジャンクフードを「特別な日」だけにする
内臓の負担が減ることで、睡眠の質が上がり、自律神経のバランスが整いやすくなります。
これが結果的に血流アップにつながります。
2. 首・肩・背中を固めない
- スマホ・PC作業の合間に1〜2分でいいので肩回しを行う
- 深呼吸をしながら、肩甲骨を大きく動かすストレッチを習慣にする
- 湯船にゆっくり浸かり、首・肩まわりを温める
首や肩まわりの血流が良くなると、頭皮への血液の流れもスムーズになります。
3. 冷え対策で「頭以外」を温める
- 足首・お腹・腰を冷やさない服装を心がける
- 冷たい飲み物ばかりでなく、温かい飲み物も取り入れる
- 就寝前に軽くストレッチや足首回しをする
体の中心部が温まると、血液がしっかり巡り、頭皮にも必要な栄養が届きやすくなります。
鍼灸整体でできる「血流ケア」という選択肢
生活習慣の見直しは大切ですが、
すでにガチガチに固まってしまった筋肉や、慢性化した不調は、自分だけで解消するのが難しい場合もあります。
そのような時は、鍼灸や整体などの専門的なケアを取り入れることで、
血流改善のスピードをぐっと高めることができます。
- 首・肩・頭皮まわりのコリをピンポイントで緩める
- 自律神経のバランスを整え、睡眠の質を高める
- 冷えやむくみなど、全身の巡りを改善する
頭皮だけをマッサージするのではなく、全身の巡りを整えることで、育毛に必要な土台をつくっていくイメージです。
「遺伝だから…」と諦める前にできること
薄毛をすべて遺伝のせいにしてしまうと、そこから先の対策が何もできなくなってしまいます。
でも実際には、7〜8割は生活習慣・血流・ストレスなどの環境要因が深く関わっています。
言いかえれば、そこを整えればまだまだ変えられる余地がある、ということです。
- 夜の食事・お酒・スマホ時間を少し見直す
- 肩・首・背中をこまめに動かして、固めない
- 湯船やストレッチで体を温め、冷えをためない
- 必要であれば、鍼灸整体など専門家の力も借りる
薄毛が気になり始めた今こそ、体全体の「巡り」を整えるタイミングです。
できるところから少しずつ習慣を変え、髪と身体の両方が元気になっていく感覚を取り戻していきましょう。

