不妊症の壁に風穴を開ける|同じことを続けても結果は変わらない。未来を変えるなら行動を変える
「またダメだった…」「もう何周期目だろう」
不妊治療や妊活を続けていると、何度も同じ壁にぶつかっているような感覚になることがあります。
真面目な人ほど、
「頑張ればいつか報われるはず」
と、同じやり方を続けてしまいがちです。
でも、冷静に考えると、
同じことを続けている限り、同じ結果になりやすいのも事実です。
今回は「不妊症の壁に風穴を開ける」というテーマで、未来を変えるための「行動の変え方」についてお話しします。
なぜ、同じことを繰り返してしまうのか?
頭では「何かを変えないと」と分かっていても、現実には今まで通りの生活・治療パターンを繰り返してしまう…。
その背景には、次のような気持ちが隠れています。
- これ以上の変化に踏み出す勇気が出ない
- 何をどう変えればいいのか分からない
- 今までの努力を否定するようで怖い
- 「時間もお金もかけてきたのに」と引き返せなくなる
この気持ちは、どれも自然なものです。
だからこそまずは、「変えられない自分を責めないこと」から始めてみてください。
未来を変えたいなら、「行動」を変えるしかない
厳しいようですが、事実として、
結果は「行動の積み重ね」からしか生まれません。
例えば、次のような見直しポイントがあります。
- 通院先や治療方針を見直す(セカンドオピニオンを含めて検討する)
- 睡眠時間・食事・運動など、生活習慣を本気で整えてみる
- 仕事のペースを調整し、身体と心の余裕をつくる
- 夫婦のコミュニケーションを増やし、「二人の妊活」にシフトする
どれも簡単ではありませんが、
今までと違う選択をしたときにしか、今までと違う未来は生まれないのです。
まずは「小さな一歩」からでいい
とはいえ、いきなり全てを変える必要はありません。
むしろ、妊活中の心と身体には小さな一歩の積み重ねが向いています。
今日からできる小さな行動の例
- 平日は〇時までに寝ると決めて、睡眠時間を30分だけ増やす
- 毎日1つだけ「超加工食品」を減らして、代わりに野菜や発酵食品を足す
- エレベーターをやめて1日5分だけ階段を使う
- 週に1回、夫婦で「妊活ミーティング」をして本音を話す
- 1〜2ヶ月を目安に、今の治療方針について医師とじっくり相談する時間をつくる
小さな変化でも、3ヶ月・半年と積み重ねると大きな差になります。
「どうせ変わらない」ではなく、「これなら続けられそう」から始めることがポイントです。
「頑張り方」を間違えないために大切なこと
不妊症の壁にぶつかったとき、多くの人は
「もっと頑張らなきゃ」と自分を追い込みます。
しかし本当に必要なのは、
「頑張る方向性」を整えることです。
- 数値や結果だけを追いかけて、心と身体がボロボロになっていないか
- 情報に振り回されて、自分の軸を見失っていないか
- 一人で抱え込みすぎて、パートナーや周囲に助けを求められていないのではないか
もし心当たりがあれば、
一度立ち止まって「今の頑張り方は、未来の自分をラクにしているか?」と自分に問いかけてみてください。
あなたの行動が変われば、未来は必ず変わっていく
不妊症は、決して「努力不足」や「根性で何とかなる」問題ではありません。
だからこそ、医学的なサポート+生活・心の整え方を組み合わせていくことが大切です。
今までと同じことを繰り返して、同じように落ち込む未来ではなく、
少しずつでも変化が積み重なっていく未来を選びませんか?
そのために必要なのは、
いきなり完璧な大改革ではなく、
「今日の自分が変えられる、小さな一歩」です。
不妊症の壁に風穴を開けられるのは、
他の誰でもない、あなた自身の行動だけ。
どうか、自分の可能性をあきらめずに、できることから一緒に変えていきましょう。


