妊娠したいなら、まず自分の体を守る

不妊症

妊活で、自分の体を守らなければならない

妊活をしていると、病院や治療に通うことが妊活の中心になりやすくなります。

薬を飲んでいる。
サプリメントを摂っている。
鍼灸や整体を受けている。
定期的に検査を受けている。

もちろん、これらは妊活を進めるうえで大切なことです。

しかし、どれだけ良い治療を受けても、毎日の生活で自分の体に負担をかけ続けていたら、治療の効果を十分に生かすことはできません。

妊活で本当に大切なのは、何かを足すことだけではありません。

まずは、自分の体を守ることです。

治療を受けていれば安心ではない

「病院に通っているから大丈夫」

「薬を飲んでいるから大丈夫」

「サプリメントを飲んでいるから大丈夫」

このように考えてしまう人は少なくありません。

しかし、薬やサプリメント、施術によって、睡眠不足や偏った食生活、喫煙、運動不足などをすべて帳消しにすることはできません。

例えば、夜更かしを続けながら睡眠のサプリメントを摂っても、体が十分に休まるとは限りません。

甘いものや菓子パンを頻繁に食べながら、抗酸化作用を期待してサプリメントを摂っても、生活全体が整っていなければ体への負担は残ります。

治療は、生活習慣によるマイナスをすべて消してくれるものではありません。

毎日の生活という土台があってこそ、治療や施術が生かされます。

卵子も子宮も自分の体の一部

妊活をしていると、卵子の質や子宮内膜の状態、ホルモン値など、特定の部分ばかりが気になるようになります。

しかし、卵子も子宮も、自分の体から切り離されたものではありません。

体全体の健康状態とつながっています。

体を酷使しながら、卵子だけ良い状態にする。

睡眠不足を続けながら、ホルモンバランスだけ整える。

偏った食生活を続けながら、子宮内環境だけ良くする。

そのような都合の良い体づくりはできません。

卵子の状態を考えるなら、まず自分の体全体を考える必要があります。

子宮内環境を整えたいなら、血流や睡眠、食事、運動、腸内環境などにも目を向けなければなりません。

自分の体を何から守るのか

睡眠不足から守る

睡眠は、体を回復させるための大切な時間です。

寝る時間が遅い、睡眠時間が短い、夜中に何度も目が覚めるといった状態が続けば、疲労が抜けにくくなります。

妊活中は、睡眠を削って家事や仕事を頑張るのではなく、睡眠を優先する勇気も必要です。

偏った食生活から守る

お菓子、菓子パン、清涼飲料水、揚げ物、加工食品が多い生活は、体に必要な栄養が不足しやすくなります。

食事は、未来の卵子や子宮内環境をつくる材料です。

何を食べるかだけではなく、何を控えるかも妊活では重要です。

運動不足から守る

長時間座り続ける生活や、ほとんど歩かない生活では、下半身の血流が滞りやすくなります。

激しい運動をする必要はありません。

歩く時間を増やす、階段を使う、こまめに立ち上がるなど、小さな行動の積み重ねが体を守ります。

冷えと血流低下から守る

夏でも足先が冷たい人や、手足がむくみやすい人は少なくありません。

冷えを感じていなくても、運動不足や筋肉量の低下によって血流が低下していることがあります。

体を温めることだけではなく、筋肉を動かし、自分で熱をつくれる体を目指すことが大切です。

喫煙や過度な飲酒から守る

妊娠したらタバコをやめる、妊娠が分かったらお酒を控えるという考えではなく、妊娠を望んだ時点から体を守る必要があります。

妊娠する前の生活も、妊娠に向けた体づくりの一部です。

慢性的なストレスから守る

妊活では、検査結果や採卵数、受精結果、周囲からの言葉などによって気持ちが揺れやすくなります。

ストレスを完全になくすことは難しくても、疲れているときに休む、誰かに相談する、体を動かすなど、自分を守る行動はできます。

無理を続けることが妊活ではありません。

「妊娠したら気をつける」では遅い

妊娠したら生活を整える。

妊娠したらタバコをやめる。

妊娠したら食事に気をつける。

妊娠したら早く寝る。

このように考えている人もいます。

しかし、妊娠は突然始まるものではありません。

妊娠する前から、卵子は体の中で育ち、子宮内膜も毎月つくられています。

妊娠前の生活の積み重ねが、妊娠を迎える体の土台になります。

だからこそ、妊娠した後ではなく、妊娠を望んだ今日から体を守る必要があります。

仕事はあなたの体を守ってくれない

仕事が忙しいから、食事は簡単に済ませる。

帰宅が遅いから、寝る時間も遅くなる。

疲れているから、休日は一日中横になっている。

このような生活が続いている人も少なくありません。

しかし、仕事はあなたの卵子を守ってくれません。

会社が代わりに睡眠をとってくれることも、運動をしてくれることも、食事を整えてくれることもありません。

忙しさを理由に体を後回しにしても、失った時間や体力が自動的に戻ってくるわけではありません。

最後に自分の体を守れるのは、自分自身です。

妊活は未来の命を迎える準備

妊活とは、妊娠を待つことだけではありません。

未来の自分と、これから迎える命のために、今の自分の体を整えることです。

自分の体を大切にすることは、決して自分勝手なことではありません。

新しい命を迎えるために必要な準備です。

今日の食事を整える。

今夜は少し早く眠る。

短い時間でも歩く。

甘いものを食べる回数を減らす。

疲れている自分を休ませる。

こうした小さな行動が、自分の体を守ることにつながります。

まとめ

妊活では、病院や薬、サプリメント、鍼灸などに頼ることも必要です。

しかし、それだけで自分の体を守ることはできません。

睡眠、食事、運動、血流、ストレス、喫煙、飲酒など、毎日の生活を見直すことが大切です。

卵子も子宮も、あなたの体の一部です。

自分の体を守ることは、妊娠に向けた土台を守ることでもあります。

自分の体を守る行動を、後回しにしないでください。

あなたが今守っているその体が、これから新しい命を育てる場所になるのです。