冬の妊活は「冷え」と「乾燥」対策が鍵|血行を整え子宮環境を守る温め習慣と潤いケア

不妊症

 


 

冬の妊活ガイド

「冬の妊活」はとにかく冷え×乾燥対策!
血行を守って、授かる土台を整える。

寒さは血行を鈍らせ、乾燥は自律神経と粘膜のバリア機能を弱めます。肩こり・生理痛・睡眠の質の低下は“授かる力”の遠回り。今日から実践できるシンプルなルーティンで、子宮環境を守りましょう。

目次

  1. なぜ冬は妊活の土台が崩れやすい?(冷え・乾燥のメカニズム)
  2. セルフチェック:今の不調サイン
  3. “1日の理想ルーティン”完成版
  4. からだケア編:入浴・運動・温め・加湿
  5. 食事&水分:血と潤いをつくる
  6. 鍼灸・よもぎ蒸しの活用
  7. よくある質問

なぜ冬は妊活の土台が崩れやすい?

冷え → 血行不良肩こり・生理痛

  • 末梢の血流が落ち、子宮・卵巣への巡りも低下。
  • 筋肉のこわばり→肩こり・腰痛・頭痛、生理痛の悪化につながる。
  • 体温が下がると睡眠の質も乱れ、ホルモン分泌のリズムに影響。

乾燥 → バリア低下粘膜ケア必須

  • 空気の乾燥で鼻・喉・腟の粘膜が乾きやすく、防御機能が低下。
  • 自律神経が乱れやすく、冷え・睡眠・メンタルにも波及。
  • 肌の乾燥はストレス要因。ストレスは体温・血流にも影響。

セルフチェック:今の不調サイン

  • 手足が常に冷たい/朝の体温が低い
  • 肩こり・頭痛・生理痛が悪化しがち
  • 寝つきが悪い/夜中に目がさめる
  • 口・喉・鼻の乾き/肌のかゆみ・粉ふき
  • 水分摂取が少ない/トイレ回数が極端に少ない

2項目以上該当したら、今日から「温め+潤い」を最優先タスクに。

“1日の理想ルーティン”完成版(冬の妊活)

タイミング やること ポイント
起床直後 白湯200–300ml 内側から温めて腸を起こす。カフェインは朝食後に。
朝食 温かい汁物+タンパク質 味噌汁/スープ+卵・豆・魚で体内産熱を上げる。
日中 こまめな水分(目安:体重×30–40ml/日) 乾燥対策。常温〜温かい飲み物中心に。
午後 10分歩行×2回+肩甲骨回し 血流ブースト。冷えや生理痛の原因筋をほぐす。
帰宅後 入浴(38–40℃×15分) みぞおち下までの全身浴+湯上がりは3分以内に保湿。
就寝前 足首カイロ/湯たんぽ・腹式呼吸3分 深部体温コントロールで入眠導線をつくる。

※疾患のある方、治療中の方は医療者へご相談ください。

からだケア:入浴・運動・温め・加湿

入浴

  • 温度は38–40℃目安。のぼせやすい方は半身浴+追い焚き。
  • 湯船に入れない日は、足湯10–15分+ふくらはぎマッサージ。

運動

  • 大股ウォーク10分×2回で骨盤周りの血流UP。
  • 肩甲骨ぐるぐる・猫背伸ばしで首肩こりを予防。

温めポイント

  • 三首(首・手首・足首)+お腹を意識的に保温。
  • 就寝時は腹巻き・レッグウォーマーで冷え戻りを防ぐ。

加湿&空気

  • 室内湿度40–60%をキープ(加湿器+洗濯物の室内干しも◎)。
  • 就寝1時間前に換気→暖房→加湿の順で環境を整える。

食事&水分:血と潤いをつくる

おすすめ食材

  • タンパク質:卵・魚・鶏・大豆(味噌/納豆/豆腐)
  • 鉄・亜鉛:赤身肉・レバー(体質に合う範囲で)・牡蠣・青魚
  • 温め:生姜・ねぎ・にら・根菜・味噌汁・鍋
  • 潤い:はちみつ・白ごま・れんこん・長いも・梨・海藻

水分戦略

  • 目安:体重×30–40ml/日(例:60kg→1.8–2.4L)
  • 常温〜温かい飲み物中心。寝る2時間前以降は摂りすぎに注意。

Good! 「温かい汁物+タンパク質」を毎食の合言葉に。乾燥する日は“はちみつ生姜湯”で喉と体を同時にケア。

鍼灸・よもぎ蒸しの活用(当院でも提供)

期待できること

  • 骨盤内の血流改善・自律神経の調整
  • 肩こり・冷え・生理痛の緩和サポート
  • 睡眠の質向上→ホルモンリズムの安定を後押し

※効果には個人差があります。医療行為の補完としてご利用ください。

受け方の目安

  • 週1回ペースから開始、体調が安定したら隔週〜月2へ。
  • 生理周期・基礎体温・生活リズムに合わせて施術計画を最適化。

冬の妊活サポート(町田)|さがみ鍼灸整骨院

冷え・乾燥・肩こり・生理痛の同時ケアで「授かる土台」を整えます。

東京都町田市原町田4-7-12 2階/定休日:火曜

よくある質問

カイロはお腹と腰、どちらが良い?

冷えやすい方は「おへそ下(下腹部)」+「仙骨(腰の真ん中)」の2点使いがおすすめ。低温やけどに注意し、睡眠中の使用は避けましょう。

加湿はどのくらいが正解?

相対湿度40–60%。寝室は乾きやすいので、就寝1時間前から加湿運転にしておくと◎。

運動はどのタイミングが効果的?

日中に10分歩行×2回。入浴前の軽いストレッチも血流改善に有効です。


本記事は一般的な健康情報です。医療上の疑問や治療中の方は主治医へご相談ください。