着床しない原因は腸にある?リーキーガットと不妊、EMMA・ALICE検査の関係
体外受精を繰り返しても着床しない。
良好胚を移植しても妊娠しない。
検査では大きな異常が見つからない。
そんなとき、子宮内膜の厚さやホルモン値だけに目を向けていませんか?
近年、妊活において注目されているのが腸内環境・慢性的な炎症・子宮内フローラの関係です。
ただし、リーキーガットが直接不妊を引き起こすと証明されているわけではありません。今回は腸と子宮の関係、EMMA・ALICE検査について解説します。
リーキーガットとは?
リーキーガットとは、腸の粘膜バリア機能が低下し、本来通過しにくい物質が腸の壁を通り抜けやすくなる状態を指す言葉です。
健康な腸は、栄養を吸収する一方で細菌や有害物質などから身体を守る役割を果たしています。
しかし、腸内細菌のバランスが乱れたり、腸の粘膜に炎症が生じたりすると、バリア機能に影響が及ぶことがあります。
腸管の透過性と全身の免疫・炎症の関係は研究されていますが、リーキーガットを不妊症の直接的な原因と判断することはできません。
腸と子宮は無関係ではない
腸には免疫に関係する細胞が多く存在し、腸内細菌は免疫機能や炎症反応に関わっています。
一方、妊娠が成立するためには、子宮内膜における適切な免疫調節も重要です。
女性の生殖器に存在するラクトバチルス属などの細菌と妊娠成績の関連についても研究が進められています。
ただし、腸内細菌が乱れると必ず子宮内フローラが乱れる、という単純な関係ではありません。
EMMA・ALICE検査をご存じですか?
体外受精を経験されている方なら、EMMA・ALICE検査を聞いたことがあるかもしれません。
EMMA検査とは
EMMA検査は、子宮内膜の細菌叢を調べる検査です。
ラクトバチルス属などの細菌の割合を含め、子宮内の微生物環境を評価します。
ALICE検査とは
ALICE検査は、慢性子宮内膜炎に関連する主な病原菌10種類を調べる検査です。
検査対象には大腸菌、クレブシエラ属、エンテロコッカス属、マイコプラズマ属、ウレアプラズマ属などが含まれます。
慢性子宮内膜炎は自覚症状が乏しいこともあり、反復着床不全や反復流産との関連が指摘されています。
ただし、ALICE検査だけですべての慢性子宮内膜炎を診断できるわけではありません。また、EMMA・ALICE検査がすべての方の妊娠率を改善するという十分な根拠は、現時点では確立されていません。
検査の必要性や結果に応じた治療については、不妊治療の担当医と相談しましょう。
妊活中の食生活を見直していますか?
妊活を始めると、葉酸や高価なサプリメントを積極的に取り入れる方もいます。
しかし、その一方で毎日の食事がお菓子、菓子パン、加工食品、外食中心になっていませんか?
身体づくりで大切なのは、何かを追加することだけではありません。毎日何を食べているのかを見直すことも重要です。
- 野菜、海藻、豆類などから食物繊維を摂る
- 魚、卵、大豆製品などからたんぱく質を摂る
- 発酵食品を適度に取り入れる
- 菓子類や超加工食品に偏らない
- 十分な睡眠と適度な運動を心がける
こうした食生活の改善は腸内環境や健康維持に役立ちますが、慢性子宮内膜炎そのものを治療する方法ではありません。感染が疑われる場合は医療機関での適切な診断と治療が必要です。
妊活は子宮だけの問題ではありません
年齢、AMH、卵子の質、精子の状態、受精卵、子宮内膜、ホルモンなど、妊娠にはさまざまな要素が関係しています。
そのため、医療機関で必要な検査や治療を受けながら、毎日の生活習慣にも目を向けることが大切です。
さがみ鍼灸整骨院では、妊活中の方に鍼灸施術だけでなく、食事・睡眠・運動などの生活習慣についてもアドバイスしています。
鍼灸による着床率や妊娠率の改善効果については、研究結果が一致していない部分もあります。当院では医療機関での不妊治療を補完する立場で、健康管理をサポートしています。
目指しているのは、妊娠判定で陽性になることだけではありません。健康で元気な赤ちゃんを出産することです。
赤ちゃんを迎えるために、今日からできることを一つずつ見直してみませんか?
町田で妊活について相談したい方へ
妊活は、情報をたくさん集めることよりも、
「今の自分は何を優先した方がいいのか」を整理することが大切です。
さがみ鍼灸整骨院では、
現在の身体の状態や生活習慣を確認しながら、
鍼灸・整体などを組み合わせて妊活をサポートしています。
これから妊活を始める方、
病院での治療と並行して身体を整えたい方もご相談ください。

