排卵は月1個。でも卵子は毎日減っている

卵子減る 不妊症

排卵は月1個。でも卵子は毎日減っている

「排卵する卵子は毎月1個だから、卵子も1か月に1個ずつ減っていく」

そう思っている方は少なくありません。

しかし、実際には排卵した1個だけがなくなっているわけではありません。

卵巣の中では、たくさんの卵胞が成長の過程に入り、その中から排卵まで進む卵胞が選ばれます。

そして、排卵までたどり着かなかった卵胞の多くは、成熟する途中で自然に消失していきます。

排卵は月に1個でも、卵子は毎日少しずつ減っているのです。

卵子は排卵した分だけ減るわけではありません

女性が持っている卵子のもとになる細胞は、胎児期に最も多くなります。

その後は新しく大量につくられ続けるわけではなく、年齢とともに少しずつ減少していきます。

出生時にはすでに数が減り、思春期を迎える頃にはさらに少なくなっています。

そして、一生のうち実際に排卵される卵子は、その中のごく一部です。

つまり、大部分の卵子は排卵されることなく失われていきます。

だからこそ、妊活では「今月排卵したかどうか」だけではなく、時間そのものを意識することが大切です。

AMHが低い人は卵巣予備能が低下している可能性があります

卵巣の状態を考えるうえで、一つの目安になるのがAMHです。

AMHは、卵巣の中にある発育途中の小さな卵胞から分泌されるホルモンです。

そのため、AMHが低い場合は、同年代と比べて卵巣に残っている卵胞の数が少なくなっている可能性があります。

AMHは、卵巣に残っている卵子の「数」を考えるための目安の一つです。

言い換えると、AMHが低い人では、卵巣予備能が低下している可能性があり、卵巣の消耗が進んでいる状態を考える材料になります。

ただし、AMHが低いからといって「妊娠できない」という意味ではありません。

また、AMHだけで卵子の質を判断することもできません。

卵子の「数」と「老化」は別に考える

妊活では、卵子の数だけではなく、卵子そのものが年齢を重ねていくことも考えなければなりません。

卵子は、妊活を始めたその日につくられるものではありません。

女性が生まれる前から卵巣の中に存在し、年齢とともに時間を重ねていきます。

つまり、35歳で排卵する卵子は、基本的には35年近くの時間を経てきた卵子です。

年齢を重ねるにつれて、卵子では染色体を正しく分ける力などに変化が起こりやすくなります。

そのため、年齢が上がるほど染色体数の異常を持つ卵子の割合が増え、妊娠率の低下や流産率の上昇に関係すると考えられています。

妊活では、2つの時間が同時に進んでいます。

・卵巣に残っている卵子の数が少しずつ減っていく

・残っている卵子そのものも年齢を重ねていく

生理が来ているから大丈夫、ではありません

「毎月生理が来ているから大丈夫」

「排卵しているから、まだ余裕がある」

そう考えてしまうことがあります。

しかし、月経が規則的に来ていることと、卵巣に残っている卵子の数は同じ意味ではありません。

卵巣予備能には大きな個人差があります。

同じ年齢でも、卵巣に残っている卵子の数は一人ひとり違います。

だからこそ、AMHだけを見るのでも、年齢だけを見るのでもなく、今の自分の状態を総合的に考えていく必要があります。

妊活では1日1日が大切です

妊活で忘れてはいけないのが「時間」です。

1年単位だけではありません。

1日1日の積み重ねが大切です。

今日1日くらいならいい。

今週くらいならいい。

忙しいから来月から。

仕事が落ち着いたら。

もう少し様子を見てから。

そうやって先延ばししている間にも、時間は止まりません。

卵子の数は少しずつ減り、年齢も1日ずつ重なっていきます。

妊活では「何もしなかった時間」も、時間として積み重なっていきます。

偏った生活を続けている間にも時間は過ぎていく

時間について考えるとき、年齢だけを意識すればいいわけではありません。

毎日の生活も積み重なっています。

睡眠不足。

食生活の偏り。

超加工食品に頼る食事。

お菓子や甘い飲み物が習慣になっている。

運動する機会がほとんどない。

ストレスを抱えたまま夜更かしを続けている。

こうした生活を「そのうち変えよう」と続けていると、3か月、半年、1年は驚くほど早く過ぎていきます。

そして後から振り返ったとき、

「もっと早く始めればよかった」

「あのとき生活を変えていればよかった」

と思うこともあります。

偏った生活を続けていたら、あっという間に大切なタイミングを逃してしまうかもしれません。

妊活するから葉酸を飲む。その前に見直したいこと

妊活を始めると、まず葉酸サプリを飲もうと考える方は多いと思います。

もちろん、葉酸は妊娠前から意識したい大切な栄養素です。

しかし、サプリメントを一つ追加するだけで、毎日の生活すべてが整うわけではありません。

葉酸を飲みながら、毎日のように超加工食品を食べる。

野菜が足りないから野菜ジュースで済ませる。

朝食を抜き、夜遅くにまとめて食べる。

睡眠時間を削りながら生活する。

それでは、「妊活に良いものを足すこと」ばかりに目が向き、「今の生活から何を減らすか」が抜けてしまいます。

妊活では足し算だけではなく、引き算も大切です。

今日の生活が未来の自分につながっていく

年齢を戻すことはできません。

卵子の数が減っていくことを完全に止めることもできません。

だからこそ、変えられないことばかりを心配するのではなく、今、自分で変えられることに集中することが大切です。

今日の食事。

今日の睡眠。

今日の運動。

今日、何を体に入れるのか。

今日、何をやめるのか。

今日、何を始めるのか。

その一つひとつが積み重なっていきます。

妊活は未来のどこかで始めるものではありません。

今日の1日をどう過ごすか。それも妊活です。

「いつか」ではなく「今日」から

妊活では、結果ばかりを考えると不安になります。

しかし、未来の結果を完全にコントロールすることはできません。

自分で変えられるのは、今日の行動です。

1日を大切にすることは、妊活の時間を大切にすること。

「まだ大丈夫」と先延ばしするのではなく、今できることから始めてみてください。

妊活するから特別なことをするのではなく、まず自分自身が健康に近づく生活をつくる。

その積み重ねが、健康で元気な赤ちゃんを迎えるための土台につながっていきます。

「いつか」ではなく「今日」。
妊活では、その1日1日が大切です。

町田で妊活について相談したい方へ

妊活は、情報をたくさん集めることよりも、
「今の自分は何を優先した方がいいのか」を整理することが大切です。

さがみ鍼灸整骨院では、
現在の身体の状態や生活習慣を確認しながら、
鍼灸・整体などを組み合わせて妊活をサポートしています。

これから妊活を始める方、
病院での治療と並行して身体を整えたい方もご相談ください。


妊活サポートについて詳しく見る