病気だから不妊?本当にそれだけでしょうか
- 「子宮内膜症があるから妊娠しにくい」
- 「卵巣嚢胞があるから」
- 「多嚢胞卵巣症候群(PCOS)だから」
- 「子宮筋腫があるから」
- 「子宮腺筋症があるから」
妊活をしていると、このように「病気があるから妊娠できない」と考えてしまうことがあります。
もちろん、子宮内膜症、卵巣嚢胞、PCOS、子宮筋腫、子宮腺筋症などは、その種類や大きさ、場所、程度によって排卵や卵巣、卵管、子宮の環境などに影響し、妊娠と関係することがあります。
しかし、ここで一度、視点を変えてみてください。
「病気になった」
↓
「だから妊娠に影響した」
本当にこれだけなのでしょうか?
病名だけを見ると、その前が見えなくなる
大切なのは、病名だけを見るのではなく、
「なぜ、今このような身体の状態になっているのだろう?」
という視点を持つことです。
「病気だから不妊」と一方向だけで考えるのではなく、妊娠と婦人科疾患の両方に関係する背景がないかを見ることも大切です。
身体の中では、ホルモン環境、代謝、炎症、免疫など、さまざまな仕組みが互いに関係しています。
そのため、「不妊症だから病気になった」と単純に逆転させて考えることもできません。
病気と妊娠の関係はもっと複雑です。
当院では8割以上の方に食生活の偏りが目立ちます
私がこれまで妊活相談を受けてきた中では、8割以上の方に食生活の偏りが目立ちます。
ところが、ご本人に食生活について聞くと、
「普通に食べています」
「そんなに悪いものは食べていません」
「野菜も食べています」
という答えが返ってくることも少なくありません。
しかし、実際に1日の食事内容を詳しく確認すると、次のような習慣が重なっていることがあります。
- 朝食を抜く
- パンや麺類が多い
- お菓子を日常的に食べる
- 甘い飲み物を飲む
- コンビニ食や加工食品が多い
- 野菜やたんぱく質が少ない
- 食事時間が不規則
一つだけを見ると大したことではないように感じるかもしれません。
しかし、身体は毎日の積み重ねによってつくられています。
葉酸は飲む。でも超加工食品はやめない?
妊活を始めると、
「妊活するから葉酸サプリを飲もう」
と考える方は多いと思います。
妊娠前から葉酸を意識すること自体は大切です。
ところが、同じタイミングで、
「妊活するから超加工食品を減らそう」
と考える方は、それほど多くありません。
ここに、妊活で見落としやすいポイントがあります。
「足す妊活」ばかりになっていませんか?
葉酸を飲む。
サプリメントを追加する。
妊活に良いと聞いた食品を買う。
何かを「足す」ことには、とても積極的です。
しかしその一方で、
お菓子を食べる。
菓子パンを食べる。
超加工食品を頻繁に食べる。
甘い飲み物を飲む。
これまで続けてきた食生活は、そのままになっていないでしょうか。
妊活は「足し算」だけではありません。
まず「引き算」が必要な場合もあります。
サプリメントの前に毎日の食事を見る
高価なサプリメントを次々と増やす前に、まず確認してほしいのが毎日何を身体に入れているかです。
お菓子を減らす。
超加工食品を減らす。
甘い飲み物を減らす。
そして、野菜、たんぱく質などを含め、日々の食事全体のバランスを考える。
「何を食べれば妊娠できますか?」と考えるだけではなく、
「今の食生活から何を減らせるだろう?」
という視点も持ってみてください。
身体は昨日突然つくられたわけではありません
今の身体は、昨日突然できたものではありません。
これまで何を食べてきたのか。
どのくらい眠ってきたのか。
身体をどのくらい動かしてきたのか。
どんな生活リズムを続けてきたのか。
こうした日々の積み重ねが現在の身体につながっています。
だからこそ、
「子宮内膜症だから」
「PCOSだから」
「子宮筋腫だから」
「子宮腺筋症だから」
と、病名だけで自分の妊活を決めつけないでください。
病院で診てもらうことと、自分でできることは両立できます
婦人科疾患がある場合は、医療機関で適切な検査や治療を受けることが大切です。
そのうえで、自分で変えられることにも目を向けてみましょう。
- 食事
- 睡眠
- 運動
- 生活リズム
病名そのものは自分の意思だけでは変えられなくても、今日何を食べるか、何時に眠るか、どう過ごすかは自分で選ぶことができます。
目標は「妊娠」だけではありません
妊活の目標を「妊娠すること」だけにしてしまうと、妊娠反応がゴールになってしまいます。
しかし、本当に目指したいのはその先です。
健康で元気な赤ちゃんを出産すること。
そのためにも、
「私は○○だから仕方がない」
で終わらせるのではなく、
「今の自分に変えられることは何だろう?」
と考えてみてください。
葉酸を一粒「足す」ことだけではなく、毎日の生活から不要なものを一つ「減らす」。
その小さな選択を毎日積み重ねていくことも、大切な妊活の一つです。
町田で妊活について相談したい方へ
妊活は、情報をたくさん集めることよりも、
「今の自分は何を優先した方がいいのか」を整理することが大切です。
さがみ鍼灸整骨院では、
現在の身体の状態や生活習慣を確認しながら、
鍼灸・整体などを組み合わせて妊活をサポートしています。
これから妊活を始める方、
病院での治療と並行して身体を整えたい方もご相談ください。

