「絶対無理」は思い込み。授かる人は小さな成功体験を積み重ねる
「私には絶対に無理」
「今さら生活を変えても遅い」
「何をしても続かない」
妊活を続けていると、このような気持ちになることがあります。
仕事で疲れている。
時間がない。
これまで何度も挑戦したけれど、続かなかった。
思うような結果が出ず、自信を失ってしまった。
そのような経験が重なると、まだ何も始めていない段階から「どうせ今回も無理」と考えてしまいます。
しかし、本当に絶対に無理なのでしょうか。
多くの場合、「絶対無理」という言葉は事実ではありません。
これまでの失敗や不安から生まれた、思い込みであることが少なくありません。
「できない」と思うほど、行動できなくなる
人は、自分ができると思っていることには行動できます。
一方で、「自分にはできない」と強く思っていることには、なかなか一歩を踏み出せません。
たとえば、生活習慣を整えたほうがよいと分かっていても、
- どうせ続かない
- 少しくらい変えても意味がない
- 忙しいから今は無理
- 落ち着いたら始めよう
と考えてしまうと、行動は先延ばしになります。
そして何も変えられない日が続くほど、「やっぱり自分には無理だった」という思い込みがさらに強くなります。
これは、能力がないからではありません。
最初から目標を大きくしすぎていることが原因かもしれません。
最初から完璧を目指す必要はない
妊活を始めると、食事、睡眠、運動、冷え対策、ストレス、体重管理など、たくさんのことが気になります。
すると、
「全部変えなければならない」
「毎日完璧に続けなければ意味がない」
と考えてしまう人がいます。
しかし、長年続けてきた生活を一日ですべて変えることは簡単ではありません。
最初から完璧を目指すと、少しできなかっただけで自分を責めてしまいます。
一日お菓子を食べただけで、
「もう失敗した」
一日運動できなかっただけで、
「やっぱり続かなかった」
そう考えてしまえば、せっかく始めた行動までやめてしまいます。
大切なのは、完璧にできたかどうかではありません。
以前の生活よりも、少しよい選択ができたかどうかです。
小さな成功体験が自信をつくる
人は、小さな成功を経験すると「自分にもできるかもしれない」と思えるようになります。
この感覚が、次の行動につながります。
たとえば、
- いつもより30分早く寝られた
- 朝食を抜かずに食べられた
- 甘い飲み物を水やお茶に変えられた
- 10分だけ歩くことができた
- 湯船にゆっくり浸かれた
- 夜のお菓子を一回控えられた
- スマートフォンを見る時間を短くできた
このようなことも、立派な成功です。
他人から見れば小さな変化に見えるかもしれません。
しかし、自分が昨日までできなかったことを一つできたなら、それは確実な前進です。
その小さな前進を自分自身が認めることで、自信が少しずつ育っていきます。
妊活はホームランではなく、ヒットの積み重ね
妊活では、一度だけ特別なことをすればすべてが変わるわけではありません。
一日だけ早く寝る。
一日だけ食事を整える。
一日だけ運動する。
もちろん、それだけで体の状態が大きく変わるわけではありません。
しかし、その一日を何度も重ねることで、生活全体が変わっていきます。
野球でいえば、毎回ホームランを狙う必要はありません。
小さなヒットを一本ずつ積み重ね、少しずつ前に進むことが大切です。
妊活も同じです。
睡眠、食事、運動、休息、体を冷やさない工夫。
一つひとつは小さくても、続けることで大きな違いになります。
「できなかった日」より「できた日」に注目する
真面目な人ほど、できなかったことばかりに目を向けます。
一週間のうち六日できていても、一日できなかっただけで、
「私は意志が弱い」
「やっぱり続けられない」
と考えてしまいます。
しかし、六日できたのであれば、十分に前進しています。
一日できなかったことよりも、六日できたことを評価するべきです。
妊活は、自分を責め続けるために行うものではありません。
未来の自分のために、よりよい選択を増やしていく取り組みです。
失敗した日は、そこで終わりではありません。
次の食事から戻せばよいのです。
次の日から、また始めればよいのです。
行動できる目標まで小さくする
「毎日一時間運動する」と決めても、仕事や家事で忙しい人には続けにくいことがあります。
その場合は、目標を小さくします。
- まずは5分歩く
- エレベーターではなく階段を使う
- 寝る前に軽く体を動かす
- 買い物では少し遠回りする
食事も同じです。
最初から食生活をすべて変えようとするのではなく、
- 甘い飲み物を一日一本減らす
- 朝食に卵や豆腐を加える
- お菓子を毎日から一日おきにする
- 夕食に野菜を一品増やす
このように、自分が実行できる大きさまで目標を小さくします。
目標が小さいと、「これならできそう」と感じられます。
実際にできれば、それが成功体験になります。
成功体験が増えるほど、次の行動も始めやすくなります。
小さな変化は、体の変化につながる
体は、毎日の生活によってつくられています。
食べたものが体の材料になり、睡眠中に体は休み、日中の活動によって血流や筋肉の状態も変わります。
一回の行動では分かりにくくても、生活の変化を続けることで、
- 朝の目覚めがよくなった
- 以前より疲れにくくなった
- 体が冷えにくくなった
- 気分が安定しやすくなった
- 体重や体脂肪率に変化が出てきた
- 夜に自然と眠れるようになった
など、小さな変化に気づくことがあります。
こうした体の変化も、次の成功体験になります。
ただし、体の変化には個人差があります。
短期間で結果を求めすぎず、以前の自分と比べながら続けることが大切です。
「絶対無理」と言う前に、一度だけやってみる
何かを始める前から「絶対無理」と決めてしまえば、可能性はそこで止まります。
もちろん、何でも簡単にできるわけではありません。
体調や仕事、家族の事情など、自分の努力だけでは解決できないこともあります。
それでも、すべてが無理とは限りません。
一時間運動することが難しくても、5分ならできるかもしれません。
毎日自炊することが難しくても、一品だけ選び方を変えることはできるかもしれません。
毎晩早く寝ることが難しくても、週に二日ならできるかもしれません。
ゼロか百かで考えないことです。
百点を取れなくても、昨日より一つよい選択ができれば、未来は少しずつ変わります。
未来を変えるのは、特別な一日ではない
多くの人は、時間ができたら本気を出そうと考えます。
仕事が落ち着いたら。
忙しい時期が終わったら。
気持ちに余裕ができたら。
しかし、何も予定がなく、体調もよく、気持ちにも余裕がある完璧な日は、なかなかやってきません。
未来を変えるのは、特別な一日ではありません。
忙しい日でもできた、小さな行動です。
疲れていても早く寝た。
外食でも野菜を選んだ。
10分だけ歩いた。
夜更かしを一回やめた。
そのような小さな選択の積み重ねが、数か月後、数年後の自分をつくります。
妊活で大切なのは、自分を信じられる行動を増やすこと
妊活中は、不安になることがあります。
周囲と比べて焦ったり、思うように進まず落ち込んだりすることもあります。
そのようなときこそ、結果だけで自分を評価しないことが大切です。
今日、自分の体のために何を選べたか。
昨日より少しでもよい行動ができたか。
自分で決めた小さな約束を守れたか。
こうした行動は、自分に対する信頼につながります。
自分を信じられるようになると、「どうせ無理」ではなく、「今日も一つやってみよう」と考えられるようになります。
一人で続けることが難しいときは相談する
何を変えればよいのか分からない。
自分に合った方法が分からない。
何度挑戦しても続かない。
そのようなときは、一人で抱え込む必要はありません。
人それぞれ、年齢、仕事、生活時間、食事、睡眠、運動量、体の状態は違います。
誰かと同じ方法をそのまま真似しても、自分の生活には合わないことがあります。
自分の現在地を確認し、無理なく続けられる方法を見つけることが大切です。
自分では小さすぎて意味がないと思っている行動でも、専門家から見ると大切な一歩である場合があります。
今日の小さな成功を一つ決めよう
「絶対無理」という思い込みを変えるために、今日から大きなことを始める必要はありません。
まずは、今日できることを一つだけ決めてください。
- 今夜は30分早く寝る
- 甘い飲み物を一本控える
- 夕食後に10分歩く
- 湯船に浸かる
- 寝る前のスマートフォンをやめる
- 朝食を食べる
一つできたら、「これくらい当たり前」と流さずに、自分ができたことを認めてください。
その一回が、小さな成功体験になります。
小さな成功体験が自信をつくり、自信が次の行動を生みます。
その積み重ねが、未来の自分を変えていきます。
まとめ
「絶対無理」は、本当に絶対ではないかもしれません。
過去にできなかった経験が、今の自分にそう思わせているだけのこともあります。
最初から完璧を目指す必要はありません。
妊活で大切なのは、大きな決断を一度することではなく、小さなよい選択を何度も重ねることです。
早く寝られた。
少し歩けた。
食事を一つ変えられた。
体を休ませることができた。
その一つひとつが、未来につながる成功体験です。
「どうせ無理」と決めつける前に、今日できることを一つ始めてみてください。
小さな一歩でも、続ければ昨日までとは違う未来へ進んでいきます。
